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薬学科
田中 哲郎(たなか てつろう)
職 名 | 教授 |
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学 位 | 博士(薬学) |
専門分野 | 薬物動態学、DDS |
担当科目 | 薬物動態解析、薬物の臓器への到達と消失、製剤とDDS、実習Ⅴ、事前学習など |
メッセージ | 薬の有効性を確立するためには、薬の体内動態を制御することが重要となります。特に薬効発現部位へ薬物を選択的に送達することで、薬の副作用を抑え有効性を向上させることが可能となります。このような薬物の標的化を目標とし、特定細胞に高頻度で分布する受容体やトランスポーターを介した薬物送達系の研究を行っています。 |
腫瘍標的性高分子プロドラッグ
制癌薬の多くは重篤な副作用を有することから、投与後の体内分布特性を改善し、正常組織への移行性を抑制し腫瘍部位への送達性を改善する必要があります。本研究では、制癌薬を生体機能高分子に結合させた高分子プロドラッグを合成し、腫瘍への送達性の改善と副作用の軽減を図ります。
ナノ製剤化による難溶性医薬の可溶化
医薬品の多くは有機化合物であり、水に難溶性のものが大部分です。これらの難水溶性の薬物は、投与後の生体内への吸収が悪くなり、有効性の発現が困難となります。そこで、石けんのような界面活性剤や水溶性の高分子を利用し、難溶性医薬品の溶解性改善を図ります。形態としては、ナノレベルのミセルを利用します。