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薬学科

森田 哲生(もりた てつお)

職 名 教授
学 位 医学博士
専門分野 生化学
担当科目 生命活動を担うアミノ酸・タンパク質代謝系。生体調節分子。代謝系・呼吸器系疾患の薬・病態・治療。生殖器系・内分泌系疾患の薬・病態・治療。実習Ⅲ
メッセージ 生化学は生命現象を化学的に解明する学問領域です。いわゆる医療系分野の従事者にとって必修であり、特に生命活動を担う物質間の相関、いわゆる代謝を理解することは、その失調である疾病やその治療を理解しるために極めて重要です。

Adenosine 3′,5′-cyclic monophosphate—

高血圧、褐色細胞腫等の治療剤であるプラゾシンに、脂質異常症の改善のターゲットになっている脂質代謝酵素の肝性リパーゼの分泌促進作用があることを見つけ、シグナル伝達物質のサイクリックAMPが重要な役割を果たし、作用発現していることを見出しました。 共著者:Tetsuya NAKAMURA 発表論文誌:Biochem.Pharm.Bull. 37,(6),922-925、2014(英文誌)

マウス乳癌FM3A細胞におけるエンドセリン-1によるチミジンキナーゼの—–

エンドセリン-1は生体内では血管の細胞で作られ、血管を収縮することで血圧を調節しています。この物質が乳癌細胞の成長・増殖を促進することを見出しました。この増殖には核酸代謝酵素のチミジンキナーゼが大きく寄与していることを明らかにしました。 共著者:永渕由香里、他 発表論文誌:医学と生物学157、(6)、1011-1016、2013(邦文誌)