学部・学科・大学院
生物科学科
吉﨑 隆之(よしざき たかゆき)
職 名 | 准教授・ワイン醸造所長 |
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学 位 | 博士(医学) |
専門分野 | 生化学、発酵学 |
担当科目 | 醗酵生産・醸造学、機能生化学、微生物学など |
メッセージ | 生物工学科では2015年度入学生からブドウ栽培~ワイン醸造をカリキュラムに取り入れ、「福山大学ワインプロジェクト」として進めています。私が所属する醗酵科学研究室ではこれらを担当する傍ら、福山大学オリジナルワインの開発や発酵食品の健康機能性研究などを進めています。ワインを通じて福山を盛り上げて行きましょう! |
福山大学発のオリジナルワインを!
福山市はマスカット・ベーリーAの栽培が盛んで、特に沼隈町はその種なしブドウであるニューベリーAの生産に最初に成功した町として知られています。せっかくブドウの特産地としての名声があるのですから、それを使ったワインでも知られるまちにしたい。そこで地場のブドウや酵母を使い、生物工学科の技術を取り入れた特徴のあるワインの開発を目指しています。またブドウ以外でも瀬戸内は様々な果実の産地であり、これらの資源を活用したフルーツワインを開発し、地域の特産品に育てたいと考えています。
福山大学ワインの試作品
飲めば健康になるアルコール飲料!?
発酵食品の代表であるお酒は、酵母が持つアルコール発酵能を利用して作られます。昔から「酒は百薬の長」と言われ、飲み過ぎなければ健康に良いことが科学的にも明らかになっています。私たちはお酒の中に未知の健康機能性成分があるだろうと考え、それを探索する研究を進めています。特に、お酒を飲む機会が多い人はカロリーも多く摂りがちで、アルコールと脂肪による過度の負担が肝臓にかかっていると考えられますが、将来的にはこのような負担を軽減するような成分を含んだ、あるいは積極的に高めた健康機能性アルコール飲料を開発するのが目標です。
市販のお酒に含まれる機能性成分を探索する実験