学部・学科・大学院
メディア・映像学科
田中 始男(たなか もとお)
職 名 | 教授 |
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学 位 | 博士(工学) |
専門分野 | 計算科学 |
担当科目 | Webデザイン、情報セキュリティ、メディアと調査 など |
メッセージ | 近年発達しているメディアそのものやメディアで配信されるコンテンツの多くはデジタル化されています。そのため、コンピュータという言葉に代表されるデジタル技術を応用していることは多く、これらはメディアを支える基盤の一つともいえ、文理の境界領域でもあり、面白い分野です。 |
見えないものを表現する
スマートフォン、テレビ、ラジオのような通信機能を使った各種のメディアを利用するためのデバイスは電磁波を使って通信をしています。人はこの電磁波の振る舞いを見ることはできません。見えないものをどのようにして見るか。コンピュータを利用することで電磁波の振る舞いをコンピュータのディスプレイ上で表現すればみることができます。研究テーマの一つとして、本来は目に見えないものの振る舞いをシミュレーションしてディスプレイにわかりやすく表示するためのコンピュータプログラムを作っています。
矢尻で表現するプログラムの一部
最もよい、程好い(ほどよい)を見つける
最近、ネットメディアのコンテンツには映像など大きな容量のデータが含まれることが多くなっています。データ量の増大によって、いわゆる、ネットが重い状態が発生します。これを軽減するためにデータ配信の最適化が必要になります。大きなデータを小分けにしたり、配信装置の分配方法を工夫したりといった最適化が重要になってきます。最適化の様々な方法を組み合わせて開発を行う必要があります。身近な自動販売機について、在庫と購入者の行動の関係を考慮したジュース充填の最適化手法を開発してシミュレーションを行っています。
自動販売機も最適化