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税務会計学科

飯田 哲也(いいだ てつや)

職 名 教授
学 位 博士(先端マネジメント)
専門分野 税務会計、財務会計、国際課税、内部統制
担当科目 簿記原理、会計学総論1・Ⅱ、財務会計Ⅰ・Ⅱ、経済学演習Ⅱ
メッセージ  みなさんは、BEPSという言葉を聞いたことがありますか?日本語に直すと「税源浸食と利益移転」といいます。近年経済活動の国際化が一層進展して、「税」に関係する問題が一層クローズアップされています。この問題解決にどう対応するか?この問題を税務会計の視点から研究をしています。興味がある方はぜひ話しかけてください。

我が国企業に必要とされる税務ガバナンス

「税」を取り巻く環境は日々大きく変化をしています。例えば、皆さんもご存じかと思いますが、2023年10月に「消費税のインボイス制度」が導入されます。この制度導入に対する対応は企業経営を行っていくうえで重要な経営課題といえます。また、「税」に対する関心が以前にも増して高まっています。この点も同じく企業経営には大きな影響を与える要因であると考えます。私はこうした「税」にかかわる経営課題の解決について「税務ガバナンス」という視点から研究を行っております。

税務会計研究の展望

税務会計とは、企業の活動やその他の事象を識別、測定、記録、分類等をし、企業の所得に対する課税の基礎になるとなる所得金額と税額を計算し、報告するための会計です。その代表的な研究の視点には「法令解釈型」と「現象解明型」があります。私は二つのうち現実の税務会計現象を説明するためには「現象解明型」の研究が重要であると考え、中心に研究しております。税制改正は毎年行われ、この対応は企業経営にとって喫緊の課題であると考えます。その対応のために微力ながら有益な提言ができればと考えております。