【スマートシステム学科】ふれ愛らんどまつりに参加!
11月11日(日)、福山市のふれ愛ランドでふれ愛ランドまつり2018が開催されました。工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)からは田中聡准教授の研究室メンバーが参加し、みらい工学プロジェクトの「ETロボコンに挑戦」で活躍している教材のレゴEV3を使ったロボット操縦コーナーを出展しました。このイベントの様子の報告が田中准教授より届きましたので、報告します!
少年 「すごいの作りたい」
私 「OK。作って」
少年 「どうやって作るの」
私 「それ、考えてよ」
少年 「…」
毎年11月、福山市赤坂町にある「ふれ愛ランド」では「ふれ愛ランド祭り」が開催されます。本年度もスマートシステム学科では、ロボット操縦コーナに出展しました。
本年度の目玉は、スマートシステム学科4年生の学生が作った「EV3 dog(犬ロボット)」と「エクスプローラ」の2台です。レゴブロックをベースとしていますが、表情と動きが可愛い犬ロボットであるEV3 dogは2つのボタンだけでリモコン操作ができるため、低学年の子供を中心に人気を集めました。
EV3 DOG : 液晶画面に描かれる表情の変化が可愛い!
エクスプローラ:後部車輪が上下して旋回を可能とする独創的なスタイル!
一方のエクスプローラは、月や火星で活躍しているロボット探査車のような印象で車輪を持ち上げて摩擦で旋回するという、あまり見かけない独自の走行・旋回機構を実現しています。こちらで遊んでいる子供たちは、ちょっと操縦に戸惑っているような様子でしたが。
実は、持っていったロボットはこの2台しかないのです。というのは、今年度の展示では従来の方針を大きく変えて、ロボットを「自分で組み立てて動かしてみる」ことをメインテーマとしました。
会場に持ち込んだものは、比較的簡単なプログラムの入ったコントローラとロボットのモータなど周辺のバラバラのパーツです。これらを自分が好きなように組み立てて動かすことができれば簡単なのですが、実際に小さい部品から物を組み立てるのは誰にでもできるものではありません。そこで、お手本のロボットをいくつか配置して、コードをつないだら動くという仕組みをその場で説明しました。すると、次々とオリジナルなロボットが組み上がっていくようになりました。そして、冒頭の会話になります。
私「こうやってつないで見れば」
少年「すげー、すげー」
自分で考えて作ってみて
ロボットといってもそんなに難しいものではないことや、自分で作るとずっと楽しいことが分かってもらえたのではないかと思います。
また、お父さんが子供のそばで一生懸命作っているシーンを多く見かけました。組み立てているとプラモデルに夢中になった少年の頃の思いが湧いてくるのでしょうね。
当日は100人以上の皆さんに組み立ての参加をいただきました。中には午前から午後までずっと組み立てに取り組んだ子供もいました。
ロボット組み立てのための部品の争奪戦?
ふれ愛ランド祭りの「ロボット操縦コーナ」にご参加いただいた皆さん、大変ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!
学長から一言:文字通り、“ふれあいランド”でしたねッ!工学好き、ものづくり好き、ロボット好き、の子どもたちがどんどん育って欲しいですねッ!