【情報工学科・工学研究科】データ解析コンペティションの成果報告会で発表

【情報工学科・工学研究科】データ解析コンペティションの成果報告会で発表

経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティションにおいて各研究部会から推薦されたチームだけが発表できる成果報告会で、情報工学科のコミュニケーションデザイン研究室がNTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座メンバーとともに産学連携の連合チームで発表しました。情報工学科の中道、天満から紹介します。

 


経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティションでは、本年度は日本経済新聞社のご協力のもと,日経POS情報:ドリンクカテゴリのアイテム別の週次集計データ10年分をベースにした商品販売履歴(集計データ)が提供されました。
https://jasmac-j.jimdofree.com/

情報工学科コミュニケーションデザイン研究室はNTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座と協力してデータ解析コンペティションに参加しています。毎週、NTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座の講師をつとめるIOWNデジタルツイン事業部テックリードの山田俊哉さんの指導・助言のもと、リモートで連携しながら中道教授や天満助教も見守る中、大学院生や学部4年生と養成講座メンバーが協力して分析を進めてきました。

3月15日に東京吉祥寺にある成蹊大学にて令和5年度データ解析コンペティションの各研究部会から推薦されたチームだけが発表できる成果報告会が行われ、11チームが発表しました。

データ解析コンペティションのチーム総数: 81チーム 630名

各研究部会

  • 日本オペレーションズ・リサーチ学会ビッグデータを用いたマーケティング分析研究部会
  • 日本マーケティング・サイエンス学会 ID 付 POS データ活用研究部会
  • 日本マーケティング・サイエンス学会 消費者・市場反応の科学的研究部会
  • 日本マーケティング・サイエンス学会 消費者行動の学際的研究部会
  • 日本マーケティング・サイエンス学会 市場予測のための消費者行動分析研究部会
  • 日本計算機統計学会データ解析スタディーグループ
  • 日本経営工学会経営情報部門

私たちは日本計算機統計学会データ解析スタディグループ(CS-DAS)と名付けられた研究部会の代表になります。チームを代表して情報工学科4年生の小山さんとデータサイエンス養成講座メンバーの石原さん・須藤さんとで、以下のテーマの研究発表を行ってきました。
「水, 備蓄できてる?『自助』『共助』『公助』の観点から」
私たちはPOSデータをもとに分散備蓄状況を見える化してローリングストックを活性化しようと考えました。

残念ながら受賞することはできませんでしたが、水の容量に着目して時系列予測手法を用いた分析をローリングストックにつなげるストーリーは高く評価いただき、様々な応用についてもご意見をいただくことができました。

発表の様子

発表の様子

現地参加メンバーで記念撮影

現地参加メンバーで記念撮影

代表して発表した小山さんの喜びの声:
「データ解析コンペティションの成果報告会に参加での発表はどれも参考になるものばかりでした。まずこのような機会を紹介していただいたNTTテクノクロス株式会社の山田さん、またサポートしていただいた中道先生、天満先生、大学院の田邊先輩ありがとうございました。提供していただいたデータでの研究発表が来年度いっぱいまで可能なので論文に仕上げ、専門誌への投稿も考えていきたいです。」

NTTテクノクロス株式会社 IOWNデジタルツイン事業部テックリードの山田さんには来年度の2025年度から情報工学科のソフトウェア設計演習の演習の一部を受け持っていただきます。共同研究の一部やデータサイエンス養成講座の一部を演習として実施する予定です、楽しみにしてください。

2023.03.03
【情報工学科】共同研究にもとづく次世代DX人材の育成プログラムを体験
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/78988/

2024.02.29
【情報工学科・工学研究科】データ解析コンペティションにチャレンジ、最優秀賞を受賞!
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/92466/

 

学長から一言:情報工学科の学生諸君がNTTテクノクロス株式会社の専門スタッフとの産学連携チームを作り、81チームもが集まる全国的なデータ解析コンペティションにチャレンジ。テーマ毎に分かれた研究部会を代表して発表という晴れがましい経験ができたことは本当に素晴らしい! もっともっと研鑽を積んで、次回は受賞を果たしてください。

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