【工学研究科・情報工学科】国内最大規模の情報処理学会シンポジウムでデモ発表
国内最大規模の情報処理学会シンポジウム、インタラクション2024にて福山大学からも過去最多の4件の発表を行いました。情報工学科の天満、中道から紹介します。
「インタラクション」とは、人と人工物が、やりとりをすることで相互に作用すること。ゲームやバーチャルリアリティ(VR)で、人が何かをしたときにシステムが反応してくれることも、インタラクションの技術です。
インタラクション技術を研究している人は、日本にたくさんいます。そして、日本中の大学や企業からインタラクション研究者が集まって、最新のインタラクション技術やコンテンツを発表するイベント(学会)が「情報処理学会 インタラクション2024」です。
https://www.interaction-ipsj.org/2024/
3月6日~3月8日の3日間にかけて東京の一ツ橋にある学術総合センターにて開催されたインタラクション2024、プログラムは発表件数が300件を超える過去最大級の規模となっています。福山大学からも過去最多の4件の発表を行いました。工学研究科1年の田邊さん、情報工学科4年の小山さん、2年の布施さんがデモ発表を行いました。
発表テーマと発表者は以下のとおりです。
(2P91) 階層分析法を用いたデジタル図書コンテンツ表示手法の評価
小山 惇之介(福山大),山田 俊哉(NTTテクノクロス株式会社),中道 上(福山大/アンカーデザイン株式会社)
(3A03) 参加者体験型プラネタリウム「星空Touch」に関する研究
小山 惇之介,原田 稀吏(福山大),渡辺 恵太(エムスリー株式会社),山田 俊哉(NTTテクノクロス株式会社),山之上 卓,中道 上(福山大)
(3A04) ゲームアクセシビリティの向上を目的とした直感的な操作を可能にするぬいぐるみ型コントローラの提案
布施 優人,吹野 碧,池岡 宏(福山大)
(3B21) 5x5Cuboidを用いたAR迷路での探索時間とエンターテイメント性の比較
田邊 基起,天満 誠也,山中 正敬,西山 佳吾,小山 惇之介(福山大),中道 上(福山大/アンカーデザイン株式会社)
対面でのデモ発表ということもあり、実際に体感していただくことで数多くの意見をいただきました。またデモ発表でもあえて意見をいただくために、いただいたコメントを付箋でポスターに貼り付け、さらに新たなコメントいただく形で新たな応用についても多くの意見をいただきました
代表して小山さんのコメント
「自分のデモ発表に対して多くのコメントをいただいて、本当にありがたかったです。また特許庁の方々からも特許申請について打診していただくなど自分の研究に自信を持つことができ、大学院進学後も研究を続けてがんばる励みになりました。また今回の発表ではサタケ技術振興財団研究助成・学内研究助成を活用させていただきました、本当にありがとうございました。」
学長から一言:情報工学分野の院生・学部生、そして指導に当たっている教員の皆さんは意気軒昂です。情報処理学会主催のシンポジウムである「インタラクション2024」で日頃の研究成果を披露。国内最大級ということですから、きっと集まる人も桁違い。この分野を専門とする多くの人々との、文字どおりインタラクション=交流や相互作用を通じて、さらなる研究の展望が開けたことでしょう。