【情報工学科・工学研究科】データ解析コンペティションにチャレンジ、最優秀賞を受賞!
経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティションにコミュニケーションデザイン研究室がNTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座メンバーとともに連合チームで参加し、最優秀賞をいただきました。情報工学科の中道、天満から紹介します。
経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティションが開かれ、本年度は日本経済新聞社のご協力のもと,日経POS情報をベースにした商品販売履歴(集計データ)が提供されました。
https://jasmac-j.jimdofree.com/
情報工学科コミュニケーションデザイン研究室はNTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座と協力してデータ解析コンペティションに参加しています。毎週、NTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座の講師をつとめるIOWNデジタルツイン事業部テックリードの山田俊哉さんの指導・助言のもと、リモートで連携しながら中道教授や天満助教も見守る中、大学院生や学部4年生と養成講座メンバーが協力して分析をすすめてきました。
2月23日に東京立川にある統計数理研究所にて令和5年度データ解析コンペ ティション:日本計算機統計学会データ解析スタディグループ(CS-DAS)最終報告会が開催されました。報告会では学生部門として27チーム、社会人5チームの発表が行われました。気候や不快指数との関係性、またワインなどの特定の商品の動向に着目した分析など、様々な観点から商品販売履歴が分析されていました。
令和5年度 日本計算機統計学会スタディーグループにおける報告会
https://jscs.jp/dac/index.php/meeting/R05meeting
わがチームを代表して情報工学科4年生の小山さんとデータサイエンス養成講座メンバーの石原さんで発表してきました。テーマは「水, 備蓄できてる?『自助』『共助』『公助』の観点から」。
私たちはPOSデータをもとに分散備蓄状況を見える化してローリングストックを活性化しようと考えました。備蓄状況を見える化するために水の容量に着目して時系列予測手法を用いて分析を進めました。分析の結果を利用すると、水の購入量を1か月間2倍購入することで地域に必要なストックの45%を家庭で備蓄可能になり、公助の備蓄倉庫の経費削減、共助のスーパーなどの在庫、自助の家庭備蓄がバランスよく地域でストック可能であることを提案しました。
最後の授賞式にて最優秀賞4チームが発表され、私たちのチームも最優秀チームに選ばれました。今回は部会最終報告会で、3/15に各部会から推薦されたチームが集まり、全体成果報告会が開催される予定です。
代表して発表した小山さんの喜びの声
「データ解析コンペティションに初めて参加させていただき最優秀賞をいただきました。まずこのような機会を紹介していただいたNTTテクノクロス株式会社の山田さん、またサポートしていただいた中道先生、天満先生、大学院の田邊先輩ありがとうございました。最終の成果報告会に向けてより一層ブラッシュアップしていきたいです。」
NTTテクノクロス株式会社 IOWNデジタルツイン事業部テックリードの山田さんには来年度の2025年度から情報工学科のソフトウェア設計演習の演習の一部を受け持っていただきます。共同研究の一部やデータサイエンス養成講座の一部を演習として実施する予定です、楽しみにしてください。
2023.03.03
【情報工学科】共同研究にもとづく次世代DX人材の育成プログラムを体験
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/78988/
学長から一言:全国規模のデータ解析コンペティションで、わが情報工学科の学生である小山さん、石原さんが代表して研究発表を行ったチームが見事に最優秀賞を獲得したという朗報に思わず拍手しました。よく頑張りました。本学の情報工学科の水準の高さを示すものです。この好結果を糧に、これからも益々研鑽を積んで行くことを期待しています。