【心理学科】警察庁サイバー警察局の広報啓発コンテストに出場中!(県警音楽隊イベントでの広報活動と県警との対話会)
先日学長賞(社会活動部門)をいただいた福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(サイパットエフユー)が、今年も警察庁サイバー警察局の広報啓発コンテストに出場中です。
本日のブログ前半はコンテスト出場について、学長室ブログメンバーの大杉がご紹介します。後半は心理学科の濱本有希助手による同団体の活動報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。
警察庁による広報啓発コンテスト
警察庁サイバー警察局は、昨年度から広報啓発活動の一環として動画による広報啓発コンテストを開催しています。全国のサイバー防犯ボランティア団体が、2つのテーマから1つを選んで動画を作成して応募し、まずは警察庁サイバー警察局による予備審査を受けます。その後、予備審査を通過した各テーマ10作品ずつが、警察庁のX(旧Twitter)上で公開されます。Xにおいて一般からの投票を受け付け、その訴求度や独創度等を競うというコンテストです。
私たちCyPat FU は、昨年度の広報啓発コンテストにおいて、「ランサムウェア対策」部門で審議官賞(優秀作品)をいただきました(本審査出場の記事はこちら、審議官賞受賞に関するお知らせはこちらです)。
今年度の広報啓発コンテストのテーマは、「ID・パスワードの設定と管理」と「サポート詐欺対策」。CyPat FUは今年度は「サポート詐欺対策」に関する動画を作成し、応募しました。先月無事予選審査を通過し、現在X上での本審査に出場中です。
心理学科の1年生から4年生で構成されるCyPat FUですので、昨年同様、高い動画編集のスキルは持ち合わせていません。あるのは熱意と心理学の知識のみ!どう伝えるのがわかりやすいのか、どう伝えれば被害が減るのか、数カ月間真剣に考えて動画を作りました。
<イラストを描いたり声を録音したりしながら動画を作成する様子>
メンバーで声をそろえる場面もたくさん設けているのですが、最初はなかなかそろえるのが難しく、何度も録り直しました。約30秒で伝えたいことをまとめるという作業はとても大変でしたが、何度も練習して、息ピッタリになるまで粘り、完成した渾身の作品です。
動画の中ではサポート詐欺に対する「5つの対策」をお伝えしています。なぜ5つなのか、どこで声をそろえているのか、ぜひ本編をご覧いただけたら嬉しいです。
動画はこちら→ 警察庁のX(旧Twitter)からご覧いただけます。コンテストでは、各動画に対する「いいね」や「リポスト」の数を競う形となっておりますので、少しでも「いいね」と思ってくださった方はぜひ「いいね」や「リポスト」をお願いいたします!(この記事の冒頭の画像内のQRコードからもご覧いただけます。)
<警察庁Xの投稿のスクリーンショットです。>
広報啓発コンテストでは、合計20のサイバー防犯ボランティア団体が作成した動画が公開されています。どれも力作ぞろいですので、ぜひぜひご覧いただき、改めてサイバー防犯について考えるきっかけとしていただけたら幸いです。投票の受付は、今月2月29日(木)までです!
ここからは、濱本助手による報告です。
心理学科の濱本です。
CyPat FUの学生が、2023年11月26日(日)に広島県警察音楽隊のザ・メイプルウインズのイベント「昼のコンサート」でサイバー防犯に関する広報活動に協力し、11月30日(木)には福山西警察署の方々との対話会を行いましたので、本日はその様子をご報告いたします(CyPat FUの過去の記事はこちら)。
1.昼のコンサートでの広報活動
広島県警察音楽隊のイベントとして、「昼のコンサート」が行われ、CyPat FUで毎週行っている定期活動でいつもお世話になっている広島県警サイバー犯罪対策課の方々が、フィッシング詐欺とサポート詐欺の広報啓発活動をされることになりました。そこで、CyPat FUのメンバーも応援に行ってきました!
CyPat FUのメンバーは、いつものスカイブルーのユニフォームを着て、サイバー犯罪対策課の方に用意していただいた「サイバー防犯ボランティア」のバッグを持って、フィッシング詐欺とサポート詐欺に関する注意喚起のビラを配りました。もちろん、自分たちの活動を紹介するチラシもしっかり持参して、一緒に配らせていただきました!
<サイバー防犯ボランティアのバッグを持ってビラ配りに行く学生の様子>
<学生がビラを配って広報活動をする様子>
音楽隊の演奏中は、お客さんもメンバーも音楽を聴いて、曲と曲の間に素早くビラ配りを行いました。
<学生が広島県警察音楽隊の演奏を聴いている様子>
今回のメンバーは、全員がビラ配りは初めてだったため、とても緊張した様子でした。しかし、ビラ配りは初対面の人と直接対話をする機会があり、コミュニケーションスキルや説明力を向上させ、自信をつけるためにとても良い機会だと思いました。このような活動を通して、学生がさまざまなスキルを発展させて、個人的な成長の促進ができると良いなと思いました。
2.福山西警察署の方々との対話会
福山大学心理学科は様々な機関と連携しているのですが、実は、一番近くの警察署である福山西警察署との連携はまだまだ少ないのが現状でした。そこで、せっかく管内にある大学なのだからもっと色々な活動で連携していきたい!とお互いの思いが重なり、福山西警察署の署長をはじめ、生活安全課長や現場の警察官の皆様に来ていただいて、対話会を開催することができました。
対話会では、まずは福山西警察署長からご挨拶があり、その後、CyPat FUの学生が自分たちの活動紹介のプレゼンを行いました。
<学生が活動紹介のプレゼンをする様子>
その後、普段の定期活動で行っているサイバーパトロールの様子を実際に見てもらいました。普段は、広島県警サイバー犯罪対策課とZoomで繋がった状態で行っていますが、この日は実際にサイバー犯罪対策課の方も対面で来てくださっていたので、通報に迷うような事案があったときにも、すぐに相談ができるという、とても贅沢な状況でした。
<学生がサイバーパトロールをしている様子>
最後に、福山西警察署の皆さんとの意見交換会を行いました。活動のきっかけや今後の活動で挑戦したいこと、活動で得られること等をお伝えした他、必要なサポートに関する情報や将来の目標等に関するお話も、それぞれの立場でじっくりとお話できました。
<2つの班にわかれて意見交換会をしている様子>
最後に、警察の皆さんから活動に対する温かいお言葉をいただき、今後の活動に対する意欲もますます上がったCyPat FUでした。福山西警察署の皆様、広島県警サイバー犯罪対策課の皆様、改めまして御礼申し上げます。
<最後に集合写真を撮りました。>
CyPat FUは、今年度も新たな挑戦をたくさんしてきました。いつもサポートしてくださる広島県警サイバー犯罪対策課の皆さんや、新たなチャレンジを応援してくださる福山西警察署の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。私たちも、少しでも地域の安心安全を守る活動ができるよう、これからも頑張ります!
広報啓発コンテストの動画も、昨年よりさらに良いものを目指して、メンバー一同一生懸命作成しました。改めまして、「いいね」や「リポスト」をいただけたら嬉しいです。よろしくお願い申し上げます!
学長から一言:全国のサイバー防犯ボランティア団体が競い合う、警察庁主催の防犯動画コンテストに応募した最新の活動報告、そして社会の安寧を守るため地元警察署の活動に協力した情報と、心理学科のCyPat FUは専門の心理学の知見も活かし、本当に良く頑張っています。コンテスト応募作品の動画も視聴しました。伝えたいメッセージが短時間に明快に表現されていて、実に分かり易い。「いいね」です。