【大学教育センター】米国インディアナ大学から今年5人目の実習生が来学!!

【大学教育センター】米国インディアナ大学から今年5人目の実習生が来学!!

大学教育センターとアメリカのインディアナ大学理事会との間の協定に基づき、本学で英語教育などのTAとして実習する中で、将来の教員としての力量を強化しようという「グローバル・ゲートウェイ・プログラム」で新たな実習生が来学しました。大塚豊大学教育センター長からのレポートを国際交流課の坪根がお届けします。

 

こんにちは、大学教育センター長の大塚です。以前の学長室ブログでも紹介してきたように、4月にはタマラ(Tamara Lane)さんとジョナサン(Jonathan Ho)君が本学を訪れました(ブログ2018.04.09号)。6月には、一昨年の来日実習後にインディアナ州の公立高校で教員になって2年間化学を教えた後、実務経験のある教員(Experienced Teacher)という肩書きで3週間の短期間でしたがジョセフ・ペキュリス(Joseph Peculis、愛称はジョー)君(ブログ2018.06.12号に掲載)が再来日しました。これに続いて、このたび二人の女子学生さんが相次いで本学を訪れました。

一人目はすでに10月15日に来日し、8週間の日程で現在も実習に励んでいるコーデリア・ドゥルシー(Cordelia Druissi)さん、そして11月20日から4週間の実習に取り組むことになっているアリソン・サンズ(Allison Sands)さんです。これで、インディアナ大学からの今年の来学実習生は5人になりました。両大学のつながりが益々強まっていると言えるでしょう。11月19日のアリソンさんの来学に合わせて、二人揃って松田学長を表敬訪問し、記念撮影となりました。

(松田学長の隣がアリソンさん、二人目がコーデリアさん)

先に来日していたコーデリアさんは、10月半ばの来学初日にも学長への挨拶のために学長室を訪れましたが、その時に流暢な日本語で学長を驚かせました。彼女のグランマは元インディアナ大学で東アジア言語・文化・教育・歴史学教授として教鞭を執られた生粋日本人のスミエ・アミクラ博士。加えて、数年前に本学を訪れ、講演して下さった日本教育史が専門のインディアナ大学のリチャード・ルビンジャー教授がコーデリアさんの日本語の先生とか。なるほど日本語が上手なわけです。


彼女が自ら使っている漢字名は、本名を音訳した道龍水瑚子(どりゅうすいここ)さん。大学での専門は演劇学。将来は演劇学を教え、また、役者よりもむしろドラマのプロデューサーになりたいそうですが、本学で実習指導を受けているローズ先生の授業でも、演劇家としての表現力の豊かさを遺憾なく発揮しています。

彼女のホームステイ先は本学経済学科スポーツマネジメントコースの中村和裕助教のお宅。元プロの格闘家としてアメリカでも転戦した経験のある中村助教は、そうした国際経験を活かして、ご家族ともどもホストファミリーになることを進んで引き受けてくださいました。今回のケースのように、本学の教職員や学生諸君の中からホストファミリーになって下さる方が引き続き現れることを願っています。


次に、アリソンさん。彼女の名字Sandsは砂のサンドが複数になっていますから、漢字の日本名をつけるなら、さしずめ大砂有珠さんとでもなるでしょうか。実は彼女はインディアナ大学の学生でなく、ペンシルバニア州立大学の学生さんなのです。アメリカの大学が行う海外研修プログラムには他大学とも協定を結んで、それら協定校の学生も参加するケースがよく見られますが、彼女の場合もこれに当たります。英語教育が専門の4年生。アメリカ人の子どもに英語を教える、いわば「国語」教師とともに、外国人に第二言語としての英語を教える先生という、両方のキャリアを目指しています。今回の実習は彼女にとってもってこいの機会でしょう。上述したコーデリアさんもそうですが、すでにアメリカで10週間にわたる教育実習を終えての来日です。来日直後のアリソンさんももう学生指導に当たっています。これから二人揃って帰国予定の12月半ばまで、英語の授業で大いに活躍してくれることでしょう。

学長から一言:ドゥルシーさんとサンズさんなど、ネイティブの素晴らしい教育実習生に教わることの出来る福山大学の学生達は、贅沢な幸せを味わっていますねッ!最近本学の学生達の海外研修や留学がとても活発になってきた背景にも、こうした実習生さんたちと入学間もない時期から英語学習を通して接することの影響も大きそう!実習生の皆さんやその関係者の皆さんに感謝!!!

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