【心理学科】ボランティア後期活動報告第1弾!(全国サイバー防犯ボランティア意見交換会参加と西藤小学校でのサイバー防犯教室)

【心理学科】ボランティア後期活動報告第1弾!(全国サイバー防犯ボランティア意見交換会参加と西藤小学校でのサイバー防犯教室)

気づけばもう1月も半ばですね。現在心理学科では、4年生は卒業研究発表に向けて、3年生は課題実習発表会に向けて、ついでに人間科学研究科の2年生も修士論文の提出に向けて、学生が(教員も)バタバタと準備しています。

さて本日から、心理学科で盛んなボランティア活動の後期活動報告を始めていきたいと思います。まずはサイバー防犯活動を行っているCyPat FUの活動について、心理学科濱本有希助手からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

 


心理学科の濱本です。

CyPat FU(さいぱっとえふゆー)は、広島県警から委嘱を受けてサイバー防犯活動を行っているボランティアグループで、主な活動は以下の3つです。

  • 犯罪被害防止のための教育活動(サイバー防犯教室)
  • 広報啓発活動
  • サイバー空間の浄化活動(サイバーパトロール)

2023年9月22日(金)に全国サイバー防犯ボランティア意見交換会議に参加、2023年9月28日(木)には尾道市立西藤小学校でサイバー防犯教室を実施しましたので、本日はその様子をご報告いたします(CyPat FUに関連する過去の記事はこちら)。

1. 全国サイバー防犯ボランティア意見交換会議

全国サイバー防犯ボランティア意見交換会議は、警察庁主催で全国のサイバー防犯ボランティア団体が一堂に会する会議です。昨年度は、CyPat FUが活動内容発表を行いましたが(昨年度の様子はこちら)、今年度は参加のみということで大変な事前準備等もなく、和やかな雰囲気でスタートしました。

今年度は、全国から3つのサイバー防犯ボランティア団体が選ばれ、活動状況に関する発表がありました。

<CyPat FUのメンバーが全国大会に参加している様子>

他団体の発表を聞いていると、「私たちはこうしているけど、この団体はどうしてこうしているのかな?」「これって、どうやるのかな?私たちにもできるのかな?」など、色々疑問がでてきました。普段から活動を頑張っているので、「質問しなさい!」とプレッシャーをかけずとも、素朴な疑問がたくさん出てきており、とても嬉しく思いました。

とはいえ、全国の団体、全国の警察官が集まっている会議ですので、いざ質問するとなると、とても緊張します。CyPat FU副代表の迫里奈さん(捜査心理学研究室4年・広島県立上下高等学校出身)が、みんなの意見をまとめて質問をすると名乗り出てくれたので、メンバーが思ったことを整理して、勇気を出して質問をしました。オンライン開催だったので、発表を聞きながらこっそり相談できたのが、とってもラッキーでした(笑)!

<他団体のサイバー防犯ボランティアに関する発表を聞いてCyPat FU副代表の迫さんが質問をする様子>

学生ボランティア団体からの質問は、私たちCyPat FUが1番でした!そして、気になったこともしっかり聞くことができ、次回の定期活動でメンバーにも共有することができました。

<質問を終えて緊張がほぐれたCyPat FUのメンバーの様子>

発表者であればしっかり発表の準備をしておくことに集中してしまうかもしれません。参加者は気楽、と捉えることもできるかもしれませんが、参加するということはしっかり話を聞いてきちんと理解することはもちろんですが、このように質問を考えたり、勇気を出して手を挙げ、発言をすることが求めらるとも言えます。こういった姿勢も、誰かに教えられるのではなく、体験を通して学ぶことができたことは、今回の活動に参加した成果ではないでしょうか。

2.西藤小学校でのサイバー防犯教室

後期に入って最初のサイバー防犯教室は、福山大学のお隣の尾道市立西藤小学校で行いました。西藤小学校では、昨年度6年生(活動の様子はこちら)に、今年度は5年生(活動の様子はこちら)に対してサイバー防犯教室を既に実施したのですが、6年生から「私たちは、サイバー防犯教室を受けていません!」という声が上がったようです。児童からの声とあれば、実施しないわけにはいきません。急いで小学校と調整を行い、実施することになりました。

今回は、初めて講義をするメンバーも多かったのですが、児童の期待に応え、楽しく学びのある講義にするべく、何度も集まって講義練習を行う様子が見られました。講義練習では、講義で話す練習をする学生に対して、他の学生は小学生になったつもりで質問や意見を言います。こうして、一方的に話すだけの講義ではなく、児童の意見をその都度取り上げ、想定外の意見が出た場合であってもスムーズに対応できるよう努めています。その成果もあり、とても丁寧な講義ができていたように感じました。

<講義の様子>

講義を終えたら、次は標語作りです。CyPat FUは、毎週行っている定期活動でサイバー防犯に関する標語を作成し、Instagramに投稿しています。そのため、標語作りのコツやヒントを小学生に上手に伝えることができました。

<標語作りの様子>

最後に、作成した標語をみんなで発表しあいました。素敵な標語ばかりで、笑顔が絶えない発表会となりました。小学生が考えた作品はどれも非常によく考えられていて、表現の仕方も様々で、学生も参加した大人たちもドキっとさせられるものがたくさんありました。授業内で作成した標語は、CyPat FUのInstagramで、公表していきたいと思います。

<6年生が作成した標語の一部>

最後に集合写真を撮りました。撮影の時だけマスクを外しています。

<集合写真>

CyPat FUは、以上のように、後期好調なスタートを切りました!ご協力くださった皆様、ありがとうございました。今後もCyPat FUの活躍にご期待ください!!


後期もあとわずか。あっという間でしたが、振り返れば後期もたくさんの活動をしてきましたので、またお伝えできればと思います。昨年参加した警察庁サイバー警察局主催の広報啓発コンテストにも、今年も参加しています。合わせてご報告しますね!

 

学長から一言:全国でサイバー防犯ボランティアに携わる人達のオンライン会議でも、心理学科のCyPat FUは存在感を示したようですね。また、すっかりお馴染みになった近隣の西藤小学校での啓蒙活動も、児童から出前授業の要望が出るほどの人気になりました。子ども達が考える防犯標語も確実にレベルアップ。

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