【情報工学科】「Maker Faire Taipei 2018」に参加・出展!
山之上教授が、台湾の崋山1914で開催されたMakersフェス「Maker Faire Taipei 2018」に、参加・出展してきました。(中道投稿)
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11月4日(日)と11月5日(月)に、台湾・台北市の崋山1914で開催されたMakersフェス「Maker Faire Taipei 2018」(https://taipei.makerfaire.com)に、山之上教授が「Makers from Hiroshima」の一員として参加・出展しましたので報告します。
Maker Faire は、Maker Faire Tokyoに参加・出展したときの学長室ブログ(https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/6110/)でも紹介させていただいたとおり、皆があっと驚くようなものやこれまでになかった便利なもの、ユニークなものを作り出す「Maker」が集い、展示とデモンストレーションを行うお祭りですが、日本だけでなく、世界中で一年中開催されています。
Maker Faire Tokyo出展の楽しさに味を占めて、今度は海外だ!ということで、8月末に「広島のMakers」として一緒に出展した武村さんを中心に、Maker Faire Taipei 2018の出展申し込みをしてみたところ、運よく採用していただきました。今回は、武村さんと私とさらに別の行事で知り合った広島県内の他大学の学生さんの3人で出展を行いました。
我々は、私の「着る電光掲示板(http://www.yama-lab.org/~yamanoue/wiki/index.php?WearableBillboard2)」と「声で操作するおもちゃ(http://www.yama-lab.org/class/maker/aiy_gadget/index.php?AIY_Gadget)」、武村さんの「うちわでファイト(うちわを扇ぐ強さで対戦するゲーム)(http://tatsuya1970.com/?p=12260)」、学生さんのVRゲームを遊ぶ時のための「分離型キーボード」と現在製作中の「銃型コントローラ」を展示しました。例によって、メンバーに着る電光掲示板を着ていただきました。我々のどの展示も多くのお客さんから興味を持って見ていただき、たくさん質問をもらいました。東京の時と比べて、技術的な内容に関する質問が多かった印象があります。着る電光掲示板については、同じようなプロジェクトが台湾でも行われている、と教えてくれた人もいました。お客さんは台湾の人だけでなく、日本やヨーロッパから来た人もいました。「うちわでファイト」を説明している私の写真をMaker Faire Taipeiの主催者側の方に撮っていただいていたようで、その写真がMaker Faire Taipei 2018のFacebookのページに載っていました。
日本からの出席者の中には、世界中のMaker Faire で活躍されている方が何人かおられました。東京でもお見かけしてはいたのですが、「前骨格ロボット(骸骨の操り人形)」で世界中のMaker Faire で人気者になっている鈴木さんともお話することができました。
会場が設営されていた崋山1914創意文化園区は、昔の日本のお酒工場だったところだそうです。とてもお洒落なところで、いたるところにアート作品が展示されていて、芸術作品の展示即売場のようなところもありました。下は会場入り口のゲートですが、Maker Faireの会場はMaker Faire Tokyo 2018 と同じくらいの規模で、たくさんの出展者とお客さんで溢れていました。我々が出展していた場所はメイン会場とは異なる会場でしたが、そこも大勢のお客さんで賑わっていました。
台北は日本からも比較的近いこともあって、日本からは30人を超える出展者や参加者がありました。11月3日(土)の夜、日本からの参加者の多くが集まって火鍋を食べに行ったのですが、同じMaker同士なのですぐに打ち解けることができました。我々と同じように病みつきになった方もおられるようで、今回の日本から出展していた方の中には、Maker Faire Tokyo 2018でも出展されていた方が多くおられました。日本からは、Maker Faireのアジア版に世界で一番多く参加している高須正和さん(https://makezine.jp/event/makers2018/m0504/)が、 日本から参加者を募ったニコニコ技術部(ニコ技)(https://dic.nicovideo.jp/a/ニコニコ技術部)のグループの一員として参加された方が多かったです。
さらに、小・中学生・高校生の展示もたくさんありました。我々の展示ブースの向かい側は、韓国の学校?の展示だったようで、ハングル文字で説明などが書いてありました。複数のブースを枠で囲んで風船で飾り付けをするなど、ものすごく力が入っていました。生徒さんもたくさんこられていました(https://www.facebook.com/makerfairetaipei/photos/a.2310524079019209/2320402688031348/?type=3&theater)。近くでは、台北の学校の生徒が作ったいらいら棒の展示が行われていました(https://www.facebook.com/makerfairetaipei/photos/a.2310524079019209/2320403468031270/?type=3&theater)。別の場所では、香港のBBC micro:bit Champion School(https://www.hkace.org.hk/本會活動/microbit-champion-school) の展示も行われていました (https://www.facebook.com/makerfairetaipei/photos/a.2310524079019209/2320400394698244/?type=3&theater、 https://www.facebook.com/makerfairetaipei/photos/a.2310524079019209/2320400578031559/?type=3&theater)。Micro:bitとは、イギリスで開発された教育用小型コンピュータのことで、日本でも人気があります。BBC micro:bit Champion Schoolは、micro:bitを使って面白い教育を行っている学校を表彰する制度です。女子児童や女子生徒の姿が目立ちました。
さらに、大学の出展についても、国立精華大学、国立宜蘭大学、国立虎尾科技大学(https://www.facebook.com/makerfairetaipei/photos/a.2310524079019209/2320403851364565/?type=3&theater)、 国立交通大学、醒吾科技大学、元智大学(https://www.facebook.com/makerfairetaipei/photos/a.2310524079019209/2320402884697995/?type=3&theater)等の名前がありました。韓国からは全南大学校の名前もありました。日本からも、慶應義塾大学や NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)等の研究室が来ていました。
Maker Faire では、展示だけでなく講演もあります。誰でも講演申し込みして採択されたら講演可能です。我々Makers from Hiroshima の武村さんが 講演を申し込み、 英語で”It is never too late no matter how old you start making something”の題目で、躊躇せずに何か作ってみようという内容の発表を行いました。
この他、たくさんの楽しい展示がありました。もちろん、我々も楽しかったです。会場の写真については、facebook上で公開されています(https://www.facebook.com/pg/makerfairetaipei/photos/?tab=album&album_id=2310524079019209)。また、ニコ技で発表された方々のTwitter のつぶやきのまとめをここ(https://togetter.com/li/1285266)で読むことができます。Makers from Hiroshima の皆様、Maker Faire Taipei 2018の主催者や関係者の皆さま、我々の展示を見に来ていただいた皆様、いろいろお世話になった皆様に感謝します。
Maker Faire Tokyo のときと同様に、今後は広島県からの出展者、もちろん福山大学の出展者ももっと増えて、世界にアピールできるといいな、と思っています。
学長から一言:着る電光掲示板が、台北にも海外出張したのですねッ!次は本学の学生を連れて行ってくださいねッ!!!それにしても、賑やかで楽しそ~う!!!