【海洋生物科学科】新任教員の紹介~真田講師~
みなさん、水族館は好きですか? 海洋生物科学科の新任教員「真田誠至」講師の紹介です!!
こんにちは。海洋生物科学科ブログ委員の Kenji♪ です。今回は、真田講師に自己紹介をお願いしました!!
真田講師のご挨拶
みなさん、こんにちは。
10月から、海洋生物科学科に講師として着任しました、真田誠至です
ところで、みなさん、水族館は好きですか?
わたしは9月まで、岐阜県にある淡水魚の水族館で働いていました。
少し薄暗い館内の水槽で、魚たちが気持ちよくゆったりと泳ぐ姿を見ると、なんとも言えない異次元の世界を楽しむことができます。
そんな心地良い表側の舞台をよそに、水族館の裏側、バックヤードではスタッフが忙しく働いています。 朝は水槽の掃除に始まり、エサの準備、イベントの運営、お客様へのガイドなどなど、スタッフは水族館の表側と裏側を目まぐるしく行き来します。 30歳代の半ばで、初めて水族館に勤務した私にとっては、自分の興味を十分に満たす刺激的な毎日を過ごしていました。
8年間の水族館勤務では、嬉しいこともあれば、失敗したこともたくさんあります。 その中から一つ、エピソードをお話したいと思います。
水族館でのエピソード
水族館での仕事にもある程度慣れてきた頃、私はある水槽の魚たちの治療を任されていました。治療の方法は、症状にあった薬を適量、水槽に入れることでした。その作業はいつもと変わらず、水槽の容量から薬の濃度を計算して、投薬をはじめたところ、魚の状態がみるみる悪化していくのがわかりました。薬による影響は明らかだったので、すぐに投薬を中止しました。原因を見つける過程で、私は薬の濃度計算を間違えたことに気づきました。体調を崩した魚たちは、最後には命を落としました。水族館という、命を扱う仕事の厳しさを感じた瞬間でした。
水族館に限らず、一見、華やかで楽しそうに見える仕事の裏側では、様々なスタッフが、真剣にその仕事と向き合って働いています。 だからこそ、その仕事はキラキラと輝いて見えるのだと思います。
私の夢
福山大学には、因島キャンパス(内海生物資源研究所)に水族館があります。 水族館のある大学で勤務することが、私の夢でもありました。
この水族館を舞台に、水の世界の面白さと素晴らしさ、時には厳しさも、学生の皆さんと共に学び成長したいと考えています。
海洋生物科学科の学生のみなさんはもちろんのこと、水族館が好きなあなたも、ぜひ、私の研究室を訪れて下さい。よろしくお願いします。
学長から一言:水族館というのは子どもにとっても、大人にとっても、老人にとっても、どうしてあんなに魅力的なのでしょうね?!?因島キャンパスの水族館をますます魅力的にする教員がまた一人増えましたよ!!!