【海洋生物科学科】福山大学マリンバイオセンター水族館の夏休み

【海洋生物科学科】福山大学マリンバイオセンター水族館の夏休み

因島キャンパス(内海生物資源研究所)にある福山大学マリンバイオセンター水族館は、学生が主体となって運営する全国でも唯一の大学附属水族館です。今夏の水族館の模様を、海洋生物科学科アクアリウム科学研究室の真田講師と水上講師が報告します。(投稿は海洋生物科学科の阪本)

 


水族館に響く来館者のうれしい声

暑かったこの夏ですが、本学因島キャンパスの水族館にはなんと 3,261名(7/21-8/31の期間、うち団体申込は10団体217名を含む)の皆様にお越しいただきました! ご来館いただいた皆様、どうもありがとうございました。

マリンバイオセンター水族館では、この夏を迎えるにあたり、アクアリウム科学研究室の学生がデザインした入り口看板を新設しました。中央のロゴマークは「ハリセンボン」で、水族館のアイドルとして現在も学生スタッフが大切に飼育しています。また、このロゴは福山大学マリンバイオセンター水族館の公式 Instagram のプロフィール写真にも使用しています。なお、マリンバイオセンター水族館のフォロワーは、この夏に「1000人」を超えました。2020年の夏からスタートしたInstagramですが、学生による投稿数は240件を数えます。いつも応援してくださる皆様、ありがとうございます!

マリンバイオセンター水族館で皆さんをお出迎えする入り口看板🐡      海洋生物科学科卒業生の小坂紘子さんのデザインです

Instagramのロゴ🐡Instagramのロゴは海洋生物科学科卒業生の伊藤大陽くんのデザインです

InstagramのQRコード

展示水槽のハリセンボン🐡

オリジナルの水族館リーフレット

この夏は「水族館リーフレット」を学生がデザインして、皆様をお迎えしました。リーフレットの作成を担当した西村康太郎君によると、「もっと多くの方々に、僕たちの水族館のことを知ってほしい!」との想いからリーフレット作成の計画をスタートさせ、研究室のメンバーみんなの協力のもと完成させました。水族館リーフレットは、オープンキャンパスをはじめ、広く福山大学を知ってもらうために一役買っているようです。

オリジナルの水族館リーフレット🐟🦀🐡🐚

リーフレットは海洋生物科学科4年生の西村康太郎君が中心となり、アクアリウム科学研究室の学生が写真を提供するなど、みんなで協力して作成しました🐟

水族館ポイントガイド

さらにこの夏は、海洋生物科学科アクアリウム科学研究室の学生に加え、海洋生物科学科の学芸員養成課程の4年生が、水族館の学芸員実習生として「水族館ポイントガイド」を実施しました。将来、水族館などの博物館施設の学芸員を目指す4年生が担当した、水族館の展示水槽の魅力を伝える「水族館ポイントガイド」。今夏は、多くの来館者の皆様に楽しんで頂けたことと思います。さすがに一日5回のガイドは大変だった様ですが、水族館の学芸員としての仕事の意義を実践を通して感じたことと思います。

水族館でのポイントガイド

学生のポイントガイドに、お客さんが耳を傾けます

この夏は11時、12時、13時、14時、15時の5回、学芸員養成課程の4年生が展示水槽の魅力を伝える「水族館ポイントガイド」を実施しました

臨海実習

その他にも、海洋生物科学科では2年生対象の夏季限定講座「臨海実習」を開催しました。今年は25名の学生が、2泊3日で因島キャンパスに宿泊して実施しました。ムラサキウニの発生の観察、地曳網での生物採集、調査船に乗船してのプランクトン採集、ウミホタルの採集と観察、水族館での飼育実習などなど、盛りだくさんのメニューでした。なお、この実習で観察する生物の一部は、事前にアクアリウム科学研究室の4年生が、因島キャンパスの傍に浮かぶ八重子島で調査をして準備しました。

臨海実習で観察する生物は、事前に4年生が八重子島で採集しました

因島キャンパスの4年生とともに、地曳網調査を実施。18種76個体の生物を採集しました

アクアリウム科学研究室の学生メンバー

マリンバイオセンター水族館は、今年度16名の4年生が運営しています。秋の遠足シーズンを迎えますが、既に多くの小学校等から見学のお申し込みを頂いています。水族館を楽しんでもらえるよう、学生たちが工夫を凝らして皆様のご来館をお待ちしています!ぜひ、お楽しみに!

マリンバオイセンター水族館を運営するアクアリウム科学研究室の学生メンバー

 

学長から一言:この夏の酷暑も何のその、因島キャパスで学生の皆さんは地域貢献の一環として附属のマリンバイオセンター水族館の魅力を多くの来館者の方々に知って頂くために頑張ったようですね。皆さんのさまざまな努力はきっとお越しくださった方々に伝わったはずですし、達成感も味わえたことでしょう。

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