【スマートシステム学科(電気電子工学科への名称変更 認可申請中)】7/22 オープンキャンパスにご参加ありがとうございました!
スマートシステム学科は、2024年4月より電気電子工学科に名称変更します(文部科学省に認可申請中。一部内容を変更する場合があります)。現在の社会情勢や産業界のニーズを考慮し学科設置の基本理念に立ち返った学科名になります。7月22日(土) に開催されたオープンキャンパスでは、電気電子工学をベースにしたスマートシステム学科における学修の内容、研究の紹介や実習体験が行われました。この様子をスマートシステム学科のブログスタッフの伍賀が報告します。
去る7月22日、福山大学のオープンキャンパスが開催され、スマートシステム学科では、午前中の模擬講義と午後の工作実習を中心とした体験入学型のイベントが実施されました。模擬講義は「電子・電気工学をベースに次世代の社会を作る!」のテーマで、学科長の香川教授による、どのようにAIを安全につかいこなせるかといった内容が話されました。従来の電気電子工学に加えて、AI、ドローンやロボットなどの幅広い分野を扱っているスマートシステム学科における技術に対する姿勢を説く講義です。
その後の学科施設のミニツアーでは、工学部棟の本学科の軽作業室やプロジェクトルームを公開し、合同ゼミ室における各研究室の研究テーマの紹介が行われました。
模擬講義「電子・電気工学をベースに次世代の社会を作る!」
仲嶋教授の取り組んでいるスマートベッド(指向性スピーカ)を体験してもらいました。
午後は、模擬講義(工作実習)「つくろう!スマートデバイス」というテーマで、伍賀研究室の大学院生が中心となって取り組んでいる環境計測デバイスをスピンアウトさせたトイカメラ製作実習を実施しました。
今回、大学院生の村上力丸君、本田義典君が中心となり、トイカメラのデバイスの試作やデザイン、資料の製作まですべて、学生が企画し実施を行いました。実習で製作したのはトイカメラですが、デジカメのような背面液晶パネルはないものの、撮影した画像はPCやLINEで即時に確認できて、MicroSDカードに保存もできるというなかなか面白いデバイスで、学生の力作です。
内部基板や全体のデザインもオリジナル、3Dプリンタで製作しました。
工作実習は、オープンキャンパス参加者の高校生のみなさんが対象で、PC操作や工作などの慣れない作業に苦戦する場面もみられましたが、スマートシステム学科の学生スタッフや教員のサポートもあり、すべての参加者の方が、Wi-fi トイカメラを組み立てることができました。カメラで撮影した画像が、自分のスマホなどのLINEに送信されてきた瞬間には、「おおおー!!」と歓声があがったりもしました。この製作したWi-fiトイカメラは製作してくれた高校生のみなさんに記念品として持って帰っていただきました。
Wi-fiトイカメの工作実習の風景
LINE スマホに画像が転送してくることが確認できました。
8月20日(日)の次回オープンキャンパスでも、工作実習として、Wi-fiトイカメの組み立てを実施する予定です。次回のオープンキャンパスをより魅力的なものにしていく予定ですので、皆様、ぜひ足をお運びください!
学長から一言:来年度から学科創設の原点に立ち返り、学科名称を電気電子工学科とするために、目下、文部科学省に変更を認可申請中のスマートシステム学科は、先日の見学会で興味深い企画を実施。Wi-fi トイカメラなる作品を自作するもの。参加の皆さまには、この学科の教育では日常的に溢れる「ものづくり」の面白さを少しは味わって頂けたでしょうか。