【大学教育センター】新任教員の紹介 – 松本陵磨講師 –
今年度、新たに大学教育センターの教師陣に加わった松本講師から、自己紹介の記事が届きました。幅広い知識とグローバルな経験を兼ね備える松本講師の魅力の一部を、ブログメンバーの前田がお伝えします。
福山大学生のみなさん、はじめまして。この4月より大学教育センターに着任しました松本陵磨(りょうま)と申します。「大学教育センター」とは、全学に共通する教養教育科目の授業などを提供する学内組織ですが、「学部」ではないので、学生のみなさんにとってはなじみが薄いかもしれません。ですが、ここで全学共通教育科目の「英語」の授業を担当することになりました。昨年までは非常勤講師として授業で出会ったみなさんもいるかもしれませんが、一緒に楽しく英語を通じたコミュニケーションや異文化理解などを学んでいけたらと思います。よろしくお願いします。
広島出身ですが、家庭の事情ですぐに東京に移り、その後イギリスで育ちました。シュタイナー教育というドイツ発祥の教育を日英で10年間受け、最終的にはフランスで言語学と経営学を学びました。その後は、縁があり中東のアラブ首長国連邦(ドバイがある国)に住みコンサルティング業界に身を置いていましたが、理由ができ広島に戻り、近隣の忠海で港湾ターミナルを運営する会社を経営することになりました。国内他大学ではフランス語、ドバイでは観光論など、非常勤講師として講義を受け持ち足掛け8年になりますが、常勤としてはこの度初めての着任で、1年生として気持ちを新たにしています。
研究では、応用言語学の一端として、マーケティングコミュニケーションなどで用いられる英語表現の比較分析に焦点を当てています。また、各国の英語教科書の量的・質的比較分析などもしています。語学以外にも、留学や異文化体験、起業や会社経営などに関することについて、体験からお伝えできることがあるかもしれません。興味があれば、このようなことに関して話を振ってもらっても結構です。
趣味は、乗り物全般に心がワクワクしますが、今は時間さえあれば瀬戸内海で水上飛行機を操縦しています。瀬戸内海は高いところから見るとよりきれいですよ。また、趣味として始めたプロダクトデザインは、こうじて仕事の一部となりました。
福山大学には、留学生や外国人教員が比較的多く在籍していますし、海外大学協定や留学プログラムも充実していると聞いています。グローバルな環境に比較的恵まれている今、ぜひとも国際交流イベントなどに積極的に参加し、異なる文化や価値観にも触れて欲しいと思います。私も、異文化の中でさまざまな失敗や悔しい目にもあいました。しかし、世界を見渡せば、日本では到底受け入れられないようなものの見方や考え方も多々存在しています。答えはひとつではありません。さまざまな要素を比較し、みなさんひとりひとりが考え、自身のものの見方や考え方を確立していって欲しいと願っています。英語の授業や研究を通じて、少しでもそのお手伝いができればと願っています。
最後に、福山大学の教職員のみなさま、初めてのことが多々あり至らぬところも多いかと存じますが、少しでも大学の発展に寄与できたらと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
PS:この投稿の中に、遊び心でちょっとした言葉遊びを入れてみました(ヒントは黒板)。よかったら探してみてください。
学長から一言:松本陵磨講師、福山大学へようこそ! 豊富かつ華麗な海外経験を踏まえ、言語学や英語以外にフランス語も大学の教壇に立てるレベル、しかも会社経営にも造詣が深いという多彩な能力は、きっと学生諸君に大きな刺激を与えるのに十分でしょう。積極的に何かを吸収しようとする多くの学び手が現れるのが楽しみです。