【心理学科】心理臨床コースも、新体制でスタートです!

【心理学科】心理臨床コースも、新体制でスタートです!

今年度からコース制がスタートした心理学科司法犯罪コースについては前回お伝えした通りですが(学長室ブログ記事はこちら)、今回はもう一方の心理臨床コースについてお伝えします。心理学科の学長室ブログメンバーの大杉からお届けします。

 

「心理学」と言えば、多くの人が「カウンセリング!」と答えるように、心理学に求められる「人のこころの健康を支援する役割」は非常に大きいものだと思います。そのような心理支援について主に学んでいくのが、この「心理臨床コース」です。

心理臨床コースでは、医療、福祉、産業などの現場で実務経験を積んだ複数の実務家教員が実践的な授業を展開します(心理学科の教員一覧はこちら)。​それぞれの分野の生きた知識をバランスよく学ぶことができ、演習や実習を通じて心理臨床スキルが修得できるコースとなっています。​

国家資格である公認心理師カリキュラムも整備されており、学科附属の「こころの健康相談センター」における実習も可能です(※ 司法犯罪コースでも公認心理師カリキュラムの受講は可能です)。​実際に多くの学部生、大学院生が実習経験を積みながら、心理のプロを目指しています。

もちろん、こうしたスキルは、心理職に限らずどんな職業に進んでも活かせるものです。他者と協力的な関係性を築き、円滑なコミュニケーションを取りながら仕事をするのに、きっと役立つはずです。

さて、そんな心理臨床コースですが、この4月から新たな助手を迎えています。柏原由貴乃助手です。

<フレッシュな笑顔満開の柏原助手>


Q.さっそくですが、これまでの経歴と専門分野について教えてください。

私は、2023年3月に本学大学院人間科学研究科の心理臨床学専攻修士課程を修了いたしました。現在、公認心理師試験合格に向けて勉強に励んでいます。

専門分野は発達心理学です。修士論文では、発達障害児をもつ母親と子どもの相互作用について研究を行いました。今後も母親のより良い育児環境や子どもの適切な発達につながるような支援を考えていきたいと思います。

 

つい先月まで学生だった柏原助手ですが、自分が学んだ場所でぜひ後輩のサポートをしたい、困難を抱える方たちの支援をしたいと、助手になることを決意したそうです。在学中の院生にとっては、特に身近で親しみやすい存在。教員と学生との橋渡し役も、どんとこい!に違いありません。

Q.続いて、意気込みとメッセージをお願いします。

先月まで学生生活を過ごした本校で助手として学生をサポートする立場となり、とても不思議な気持ちです。夢に向かって頑張る学生や先生方の元気なパワーをいただける環境に恵まれて大変嬉しく思います。

本校で培った経験や知識を活かし、先生方や学生・皆様のお力になれますよう、精一杯頑張ります!

 


慣れ親しんだ場所ですから、きっと仕事への(良い意味での)慣れもすぐでしょう。卒業生としての活躍も、期待していきたいと思います。

さて、心理学科では、学科附属の「こころの健康相談センター」もこの4月で新体制となっています。これまでのセンター長である山崎理央教授は学科長となり、新たに中野美奈准教授がセンター長となりました。

<こころの健康相談センターも新体制。右から山崎新学科長、中野新センター長、柏原助手です。>

こころの健康相談センターでは、心の悩みや問題を抱えて学外から来談される相談者に対し、カウンセリングや心理療法、心理検査等を行っています。公認心理師を目指す大学院生の学内実習施設・研究施設でもあり、実習生は相談研修員として日々研鑽に励んでいます。

相談室が4部屋とプレイルーム2部屋が備わっており、親子並行面接など、同時に複数の相談者に対応することも可能です。近隣にお住まいで、相談を検討される方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご連絡いただけたらと思います(詳細はこちらのページの下部をご覧ください)。

心理臨床コースと司法犯罪コースの2コースが、いよいよ走り出しました。これからも様々な取り組みを、この学長室ブログにてご報告できたらと思います。

皆さん、どうぞご期待ください!

 

学長から一言:心理学科を構成する2コースの一つ「心理臨床コース」はニューフェイスの柏原由貴乃助手を迎え、学科附属の「こころの健康相談センター」も新体制。こころに関わる学外からの相談も含めて、臨床的活動に専門的力量がますます発揮されることでしょう。期待が膨らみます。

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