【薬学研究科】本田真知子助手が博士(薬学)の学位を取得!

【薬学研究科】本田真知子助手が博士(薬学)の学位を取得!

薬学部の本田真知子助手が博士(薬学)の学位を取得しました。このことについて、町支薬学研究科長より報告がありましたので、薬学部学長室ブログメンバーのY.Sが紹介します。

 


 新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で、卒業生・修了生への学位記授与式が3月20日(月)に執り行われ、今年も883名の若人が大学を巣立っていきました。これに加えて、今春、新たに博士(薬学)学位の論文博士号の取得者も誕生しましたので、薬学研究科長の町支臣成が報告します。

本田助手は、本学薬学部を卒業後に助手として活躍していますが、この度、本学薬学研究科に論文を提出し審査を経て、博士(薬学)の学位を授与されました。

論文の研究内容は、学位論文公聴会の様子を学長室ブログで紹介した中にも記載していますが、「患者数が増加している炎症性疾患のマウスモデルに対する細胞外マトリックスの機能を解析した研究で、がんや自己免疫疾患、線維化など様々な難治性疾患に関与している細胞間隙に存在する細胞外マトリックスと、その受容体であるインテグリン間の相互作用機構の解明を目的としている。その難治性疾患である非アルコール性脂肪性肝炎や関節リウマチ、多発性硬化症の症状悪化にオステオポンチンやネフロネクチンが関与することを初めて見出した報告であり、この成果はこれら疾患の新たな治療薬研究に応用されることが期待できる。」というものでした。

本田助手より一言:今まで続けてきた研究が、多くの方々のご指導やご協力のおかげで論文博士号の取得という一つの形に出来たことを、心から嬉しく思います。現在においても尚、未だに医薬が存在しない多くの免疫疾患があります。これからも日々研究を重ね、有効な治療法へと発展できる新たな知見を得ることができるよう頑張っていきたいと思います。

論文博士号の授与式は慣例として学長室で行われますので、全学の学位記授与式の当日、本田助手の他に論文作成を指導した赤﨑教授と私とで学長室を訪問しました。

大塚学長より学位記の授与

「博士(薬学)」とは、高度な専門性、能力、人間性を身につけた者で、将来の医療薬学を支える指導者、教育者、研究者であることを証明するものであり、これまでの業績を認めて今後のさらなる発展、貢献を期待するものです。今、まさにその博士となり、晴れ晴れとした表情の本田博士でした。

学長室では、大塚学長、鶴田副学長平副学長伊丹副学長とともに、学位論文の概要説明やどのような治療に応用できるのかなど先生方からの質問が飛んでいました。

学長室訪問の様子

博士となった今、本田助手にはさらなる活躍が期待されています。おめでとうございます!!

 

 

学長から一言:学位授与式の当日、薬学部の本田真知子助手に博士(薬学)の学位を授与できたことは、たいへん喜ばしく嬉しいことでした。助手としての勤務の中で、辛抱強くコツコツと進めて来た研究をまとめ上げ、今回の学位取得につながったのです。その努力は高く評価されるべきです。本学薬学部の研究環境を最大限に活かし、さらに研鑽を積んで、次なる研究成果を生んで頂きたいと願っています。

 

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