【心理学科】子育てステーション(@こども遊び広場)の活動報告

【心理学科】子育てステーション(@こども遊び広場)の活動報告

福山駅前の福山大学社会連携推進センターで行われているこども遊び広場。本日は昨年度の活動について、心理学科赤澤淳子教授濱本有希助手からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

まずはブログ前半。赤澤淳子教授からの学長室訪問の報告です。


心理学科の赤澤です。

2023年4月20日に、心理学科発達心理学研究室の4年生が学長室を訪問し、大塚学長に2022年度の子育てステーションについて報告しました。

心理学科では、2007年度から福山駅福山城口前の学校法人福山大学社会連携推進センター2階にある子育てステーションにて、乳幼児の親を対象とした「こども遊び広場」活動を実施してきました。発達心理学研究室の学生がその運営に携わるようになり、2023年度は9年目になります。「幼保連携型認定こども園 こどもえん つくし」と協働しながら、活動を実施しています。

COVID-19の影響により、2020年度と2021年度はオンラインでの実施でしたが、2022年度は対面で年間5回の活動を実施することが出来ました。昨年度は、心理学科1期生である濱本有希助手が新たに活動に参加し、活動内容が更に充実しました。

<報告書の表紙>

<報告書を学長に進呈する様子>

こども遊び広場活動では、学生自身が活動費を得るために、助成金の申請に取り組んでいます。学生が、毎年地域の助成事業に申請書を提出し、審査を受けており、2022年度は、一般財団法人 義倉の助成金申請代表者を藤井愛美(発達心理学研究室4年・福山市立福山高等学校出身)、(公財)ひろしまこども夢財団の助成金申請代表者を小川遥さん(発達心理学研究室4年・広島県立尾道東高等学校出身)が務め、審査を受けた結果、各々助成金を交付していただけました。

一般社団法人 義倉からいただいた助成金でロボット掃除機を購入することができ、活動前後の部屋の掃除が非常に効率的に行えるようになりました。また、(公財)ひろしまこども夢財団の助成金で、外部の特別講師をお迎えし、多くの参加者から好評を得ることができました。この場をお借りして、両財団にお礼を申し上げます。

<大活躍のロボット掃除機の様子>

大塚学長は、7名の学生1人1人に活動の成果等を質問してくださり、学生たちは緊張しつつも、誇らしげに報告していました。以下は、3名の学生のコメントです。

  • 小川遙さん(発達心理学研究室4年・広島県立尾道東高等学校出身)

大塚学長に、助成金をいただけたこと、子ども達と触れ合ったことなどをお伝えしたら、『良い経験になったね。』とお言葉をいただくことができ、皆で活動を頑張って良かったと改めて感じました。少し緊張しましたが、活動の良い報告が出来て良かったです。

  • 児玉朋子さん(発達心理学研究室4年・盈進高等学校出身)

私はこの活動を通して、子どもたちとの関わりに自信が持てるようになりました。当初は子どもとの関わり方で戸惑うことなどありましたが、先生方や同じゼミ生からのフォローをいただき、徐々に子どもたちとも楽しく工作や遊びを行えるようになりました。また、1年を通し子どもの成長を感じることができ、新たな学びにもなりました。今後この経験を将来に活かしていきたいです。

  • 本谷真衣さん(発達心理学研究室4年・広島県立松永高等学校出身)

学長室に初めて入ってとても緊張しましたが、1年間の成果を無事に大塚学長に報告することができました。この1年間で、こども遊び広場活動や学長室訪問など、とても貴重な体験を得ることが出来ました。

<大塚学長にこども遊び広場の成果を伝える学生>

学長室から退室した学生たちは、「緊張した!」と申しておりましたが、学長の激励を受け、非常に喜んでいました。今後も発達心理学研究室では、この活動を継続し、2023年度は新メンバーとともに、また新たな一歩を踏み出していこうと考えています。


本ブログの後半では、今年度新メンバーとなる発達心理学研究室3年生が、昨年度末に初めてこども遊び広場活動に参加した様子を少しだけ紹介します。

濱本有希助手からの報告です。


心理学科の濱本です。

昨年度最後のイベントはひな祭りイベントでした。昨年度最後ということで、発達心理学研究室に所属予定だった当時2年生の学生たちも応援に駆けつけてくれました。

すでに1年間活動を継続してきた当時の3年生は、最終回ではすっかり受付業務が板についた様子。初参加の学生は緊張した面持ちで先輩の姿を見つめます。

<学生が受付をする様子(左)、遊んでいる子どもに学生が声をかける様子(右)>

同イベントでは、ひな祭り工作や坊主めくりが行われましたが、学生は参加者の月齢年齢に合わせ丁寧に説明していました。坊主めくりは、学生が子ども向けに作成した特大百人一首です。当時2年生チームの緊張もこのころにはほぐれ、坊主めくりを通して親睦を深めました。

<ひな祭り工作と坊主めくりの様子>

最後に集合写真を撮影しました。

<集合写真(撮影の時だけマスクを外しています。)>

新メンバーの現3年生は、これから先輩たちの活動を引き継ぎ、本格的に活動を始めます。皆様、応援よろしくお願いいたします!


様々なボランティア活動が行われている心理学科。子どもの発達段階に応じた遊びを通じて、その親御さんへのサポートを提供するこども遊び広場は、子どもにとっても親にとっても、そして学生にとっても、大きな意味のある活動となっています。新体制となった2023年度。今後の活動にもぜひご期待ください!

 

学長から一言:発達心理学研究室がずっと取り組んでいる「こども遊び広場」の昨年度の活動報告を参加者の皆さんから聞かせてもらいました。お子さんや親御さんへのサービスのようですが、実際は学生の皆さんにとって成長の糧になっていることが伝わってきました。一般財団法人の義倉様、ひろしまこども夢財団様からの助成金を受けたことが活動のエネルギーになりました。私からもご支援に御礼を申し上げます。また、今年度の活動がすでに始まったようで、期待が膨らみます。

 

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