【スマートシステム学科】学生が岡山テックグランプリに出場しました!
2月4日(土)に、岡山市の中国銀行本店で研究開発型ベンチャー発掘・育成プログラム第5回岡山テックグランプリ最終選考会が開催されました。この選考会にスマートシステム学科からも参加しましたので、その様子をお伝えします(投稿は学長室ブログメンバーの伍賀(FBはこちら))。
福山大学からは、昨年・一昨年と教員が広島テックグランプリに参加し、企業賞を獲得しています。スマートシステム学科では、2年生対象の「プログラミング実習」、3年生対象の「MBD(モデルベースデザイン)実習Ⅰ・Ⅱ」などを通じて、これからの日本の産業に必要とされているスタートアップ力の育成や、アントプレナー教育への挑戦を試みています。今回は、スマートシステム学科でドローンプロジェクトを実施している学部3年生の山田幸輝君が「3次元重心検知システムを活用したドローンでの運搬機構」という研究テーマで応募し、残念ながらファイナリストの選考には漏れてしまいましたが、補欠としてショートプレゼンのライトニングトークで登壇しました。
中国銀本店で開催された最終選考会に参加した山田幸輝君
今回の岡山テックグランプリは、地球と人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジー全般というテーマで応募作品が募集されました。山田君が活動しているスマートシステム学科のドローンプロジェクトチームは、これまで災害救助用ドローンや、情報収集システムなどの研究テーマを提案しており、実績を積んできました(国際学会・超異分野学会の参加記事)。今回、提案したのは「3次元重心検知システムによるドローンでの運搬機構」というテーマで、ドローンの安定性を向上させ、頑健で生物のように群れで荷物運びができるような機構の実現に繋がるシステムです。
書類選考の結果、最終選考会出場の9名のファイナリストには漏れてしまいましたが、ショートプレゼンターとしての登壇が依頼されました。ファイナリストは、大学発ベンチャーを株式会社化している方や、国立大の研究者の方々などの顔ぶれで、その中に混じってのリハーサルはかなり緊張したのではないかと思います。
大会のリハーサル風景
ショートプレゼンテーション「ライトニングトーク」は、最終選考会の後に実施されました。山田君の発表は1人目で、3分間の研究発表のうちに、研究の新規性、研究の実現可能性、世の中を変える可能性、研究に対する情熱などを短い時間に盛り込んでいました。このライトニングトークには、山田君を含めて4つのチームのショートプレゼンテーションが行われました。
ライトニングトークで登壇する山田君
また、発表会場の外にはポスター発表ブースが設けられ、選考会の間の休憩時間には多数の研究者や起業支援の方々がブースを訪れ、我々の研究プロジェクトの説明を聞いていただきました。この発表には、山田君が3年生の学生実験:スマートシステム応用実験の大実験の研究テーマで取り組んだドローンを使った画像処理をデモ展示しました。
ポスター会場での様子
今回の岡山テックグランプリでは、山田君は惜しくもファイナリストに選出はされませんでしたが、会場の多くの研究者の方々と情報交換ができ、研究に興味をもっていただき、ポスター発表も実施し、大変実りの多いイベント参加となったと思います。ドローンプロジェクトもこれからどんどん発展していき、世界を変えるインパクトのある研究成果を出せるように頑張っていってほしいですね!
ポスター会場で研究説明する山田君
学長から一言:並み居る専門家に混じって研究開発型ベンチャー発掘・育成の催しに出場した山田幸輝君、最終選考会出場のファイナリストの選には惜しくも漏れたとはいえ、ショートプレゼンターとして登壇し、皆さんの前で発表の機会を特別に与えられただけでも素晴らしい!まだ学部3年生です。前途洋々、スマートシステム学科の真骨頂のような研究成果をこれからもドンドン発表して行って下さい。期待しています。