【大学教育センター】学生発案  あったらいいな!  こんな授業   「フクトーーク2022」  開催

【大学教育センター】学生発案 あったらいいな! こんな授業 「フクトーーク2022」 開催

本学では、「学生発案  あったらいいな!  こんな授業」をテーマに、新しい共通教育科目について語り合う会「フクトーーク」を開催しています。今回は先日開催された「フクトーーク2022」の報告が津田講師大学教育センター)から届きましたので紹介します。(担当T投稿)


世界は、国際化・情報化が進み、社会が大きく変化しています。変貌するこの世界において、学生は、いわゆる社会人としてのスキルを身に付けるとともに、教養を深め、高い見識を持ち、豊かな人間性を培っていかなければなりません。本学では、とりわけその共通教育において、この時代に合った、さらには時代を先取りした教育の充実を探り続けています。

その取り組みの一つは、学修の主体である学生自身が参加し、創造するものでありたいという考えのもとで、2012年度から始まり、今回で11回目となる催しです。名付けて「フクトーーク」。魅力的な授業や学修支援の在り方等について、学生による企画提案型の意見交換会です。

「フクトーーク」では、共通教育での学び方の工夫、学びたい科目やテーマ、学修支援のポイントをはじめ、学修成果が期待できる様々な工夫やアイデアなどについて意見を出し合い、魅力的な授業方法や新しい学びの創出を試み、そこから共通教育の一層の充実を図ろうとしています。

今年度は、2022年12月14日(水) 5時限目に、大学会館3階CLAFTで開催しました。今回のテーマは、キャリア教育科目に結びつけて、「インターンシップに求めるもの」を選びました。

各グループの議論 1

本学では、単位取得可能なインターンシップ科目として「BINGO OPEN インターンシップⅠ」(選択科目)、「BINGO OPEN インターンシップⅡ」(選択科目)を開講しています。

参考: 2022.12.15 【大学教育センター】2022年度インターンシップ合同成果報告会を開催!
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/76116/

単位取得を希望しない学生でも、インターンシップに参加することができます。「BINGO OPEN インターンシップ」のプログラムである事前研修、および事後研修等に参加することで、学生一人ひとりにとって、インターンシップ参加が自らの学びや成長へとつながるように工夫されています。事前研修では、インターンシップで何を学び、何を得るのかという目標を言語化します。事後研修では、インターンシップでの体験を様々な視点から振り返り、実習中に気づけなかった学びや成長のヒントを確認します。

「フクトーーク」に集った学生を見ると、インターンシップに参加したことがある学生、インターンシップに参加したことがない学生の割合はほぼ半分半分でした。そこで、インターンシップ参加の有無やインターンシップに対する個々の思いをスタート地点とし、多くの学生がインターンシップに参加するために、またインターンシップで多くの学びや成長を得ることをゴールに設定して、大学に対しては、いつ、どのようなサポートをしてほしいのかについて議論をしました。

個々の思いや考えをわかりやすく、見やすくなるような取り組みとして、個々に意見を付箋に書き、用意した模造紙にそれを貼り付けながら、議論を進行しました。写真にあるように、真剣に話し合っていると、自然とみんな立ち上がり、それぞれの思いを発言しています。

各グループの議論 2

各グループの議論 3

学生の立場から、現状の確認が行われ、さらにはインターンシップ科目の履修内容について「こんなことがあれば…」、「あんなことがあれば…」との提案も活発に出され、対話は進み、発表で盛り上がり、充実した時間となりました。

発表

「フクトーーク」を終えるにあたり、インターンシップについて、あるいは「フクトーーク」自体について、参加学生からは様々な感想がありました。いくつかご紹介します。今回も有意義な「フクトーーク」となりました。

  • 初めての参加でしたが、とても有意義なものになったと思います。
  • 学部外の人と交流することができ、参加して良かったです。
  • 学部、学年が異なり、それぞれの立場から意見の違いや、インターンシップへの不安の違いを知れたことはとても良かったです。
  • インターンシップについて何も知らなかったが、今回の機会で学ぶことができた。
  • 自分がインターンシップに興味を持つ良いきっかけになりました。

 

 

学長から一言:今年の「フクトーーク」はインターンシップをめぐって学生諸君の日頃の思いを大いに語ってもらう機会になりました。これまでに学生諸君からの提案から生まれた科目もあるなど、この催しの持つ意義はかなり大きいと思います。参加希望者を募った時点では今一つ盛り上がりに欠けるきらいもありますが、出席して語り合って見ると、感想からも窺えるとおり、ずいぶん得るところが多いようです。さあ、今回の成果を来年度以降のインターンシップにどう活かして行きましょうか。

 

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