【スマートシステム学科】全国学会で学生が発表!
第23回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2022)が、12月14日(水)~16日(金)の期間に千葉県の幕張メッセ国際会議場で開催されました。今回の学会では、工学部スマートシステム学科4年生の行平将望君、大学院1年生の村上力丸君が、インタラクティブセッションでポスター発表を行いました。この様子について、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。
私(伍賀研究室)のゼミ生で、大学院工学研究科電気・電子工学専攻1年生の村上力丸君は「小型自律移動ロボットの協調行動を志向したセンシング手法に関する研究」の題目で、12月14日(水)のスワーム(1)のセッションで発表しました。スワームとは「群れ」のことで、蟻や蜂のような集団で行動する小型ロボットを提案し、研究しています。インタラクティブ発表では、研究室で開発している小型ロボットを会場に持ち込んで、デモンストレーションをしながら解説をしていました。多くの研究者の方々からコメントや助言をいただきました。
小型ロボットを手にしてインタラクティブ発表を行う村上力丸君
同じく私(伍賀研究室)のゼミ生で、4年生の行平将望君は、卒業研究でも取り組んでいる「光学式触覚センサのアプリケーション適用」の題目を12月16日(金)の触覚・力覚(3)のセッションで発表しました。これは、私のゼミが長年取り組んでいる「光学式触覚センサ」の開発の一貫で、行平君が新規デバイスとしてまとめてくれました。
インタラクティブ発表を行う行平将望君
このインタラクティブ発表でも、行平君は現在開発中の触覚センサとPCで製作している触覚の視覚化アプリケーションを展示して、デモンストレーションを実施しました。ロボットハンドや触覚力覚センサの研究に携わっている多くの研究者の注目を浴び、活発な質疑応答やコメント・アドバイスを受けていました。行平君は卒業研究にとりかかっている最中ですが、この経験を活かしてレベルの高い卒業研究を完成して欲しいです。
多くの研究者に発表を見てもらい、活発な質疑応答となりました
今回の第23回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2022)は、久々の対面での実施となり、千葉県までの移動が大変だったりしましたが、対面で多くの研究者の方々の研究を紹介していただいたり、またこちらの研究にも助言をいただいたり、大変実りの大きな機会だったのではないかと思います。ここからまた新たな研究や、プロジェクトが開始されそうな予感もあります。大学院生の村上君、4年生の行平君、この機会を糧に大きく伸びていって欲しいです。
行平将望君(左)、村上力丸君(右)
学長から一言:対面で開催された計測自動制御学会という全国的な学会で堂々と発表した院生の村上君と4年生の行平君、よく頑張りましたね。反響も大きかったようで、きっとやり甲斐があったことでしょう。スマートシステム学科の学生の皆さんは精力的に研究を進め、積極的に各種の学会で発表を行うなど、その成長が著しいことに気づきます。きっときめ細かな指導が行き届いているからでしょう。もっともっと面白い研究成果を見せて下さい。