【心理学科】PACE福山支部とCyPat FUが活動紹介を行いました!
心理学科でも最も長い歴史を誇るPACE福山支部の大イベントをお伝えしたいところではありますが、本日はその前に少しだけ、PACE(ペース)とCyPat FU(サイパットエフユー)の「活動紹介」の活動を紹介(!?)します。
心理学科の濱本有希助手からの報告です(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。
心理学科の濱本です。
PACE福山支部とCyPat FUのメンバーが、11月7日(月)に地域とボランティアの授業で、11月16日(水)に地域防犯リーダー研修会で、それぞれ活動紹介を行いました(PACE福山支部、CyPat FUの過去の記事もご覧ください)。
1.「地域とボランティア」における活動紹介
「地域とボランティア」とは、現在の大学生に求められている地域でのボランティア活動に関心を持ってもらうため、ボランティアの種類や必要性、ボランティアに関する情報の収集方法を理解することを目的とした学部1年生を対象とした授業です。この授業の中で学生ボランティア団体であるPACE福山支部と福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUにゲストスピーカーとして活動を紹介してほしいと、担当教員である金平希講師から依頼がありました。
福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUについては、代表の河野隼也さん(捜査心理学研究室4年生・尾道高等学校出身)、副代表の橋本龍一さん(犯罪心理学研究室4年生・山口県鴻城高等学校出身)が発表しました。主に、普段行っている① Twitter上のサイバーパトロール、② Instagramにおける広報啓発活動、③ 地元小学校における防犯教室、④ 地域防犯活動リーダー研修会の講師をしている様子を紹介しました。発表の最後には、興味を持った受講生がいれば気軽に参加できることや、参加の方法などの説明も行いました。
<CyPat FUのメンバーが活動紹介をする様子>
PACE福山支部については、代表の野村奈央さん(捜査心理学研究室4年生・松江市立女子高等学校出身)、光盛綾華さん(捜査心理学研究室4年生・愛媛県立宇和島東高等学校出身)、中原晴菜さん(1年生・福山暁の星女子高等学校出身)が発表しました。主として行っている地域安全マップ作製について、①事前講義、②フィールドワーク、③マップ作り、④発表会の一連の流れについて、実際の写真を示しながら説明しました。どんなことに気を付けているのか、その活動にどんな意味があるのかなど、実際に参加している学生が感じている気持ちなどについても、伝えられるように工夫しました。
<PACE福山支部のメンバーが活動紹介をする様子>
活動紹介終了後の質問タイムでは、アルバイトとボランティア活動との両立の大変さや、参加してみたいと思ったらどうやって誰に連絡を取ればよいのかなど、多くの質問がありました。実際に学生ボランティアをしているメンバーに直接質問ができたこともあり、活動に興味を持ってくれた受講生も多かったようでした。
発表したPACE福山支部とサイバー防犯ボランティアCyPat FUのメンバーにとって、いつも授業を受けている教室の教壇に立つという、非常に良い経験になりましたが、受講生にとっても良い影響を与えることが出来たように感じました。
一緒に発表してくれた中原さんは、実は「地域とボランティア」の授業の受講生でした!
最後に集合写真を撮りました。撮影の時だけマスクを外しています。
<集合写真>
地域とボランティアの授業を終えたメンバーの感想をいくつか紹介します。
- 河野隼也さん(捜査心理学研究室4年生)
福山大学の学生に対してCyPat FUの活動について発表することは、実はこれまで経験がありませんでした。とても緊張しましたが、自分が活動を通して感じたことをしっかり伝えることができました。授業の中で発表したことで、一人でも多くの人に「CyPat FUってこんな活動をしているんだ!」と知ってもらえるとても良い機会になりました。今後もこのような機会をいただけるよう、一生懸命活動していきたいです!!
- 野村奈央さん(捜査心理学研究室4年生)
自分が頑張ってやってきたことを人に話すことができる機会はなかなかないので、とてもいい経験になりました。少しでもボランティアに興味を持って参加してくれる人たちが増えてくれたら凄く嬉しいです。
- 中原晴菜さん(1年生)
先輩方と一緒に普段の活動について授業で発表しました。いつもは受講者側なので、発表者側に回っての授業参加は新鮮でした。PACEという活動だけでなく、1年生も参加出来るということを知って欲しかったので今回は発表できてよかったと思います。この発表の後に、参加したいという1年生が声をかけてくれたので、やってよかったなと感じました。
2.地域防犯活動リーダー研修会における活動紹介
福山市では、市民が安心して安全に暮らせる地域社会の形成のため、各種施策が進められており、その一環として、地域において安心・安全に係る活動に従事されている方を対象に「地域防犯活動リーダー研修会」が開催されています。今年度も市民局市民部市民生活課からの依頼を受け、講師として心理学科の大学生が取り組んでいるボランティア活動事例の発表を行うことになりました。
本年度は、福山市役所本庁舎3階の大会議室での開催で開催されました。新型コロナウイルス感染症対策のため、昨年度と同様に、80名の参加者を半分に分けた2部制で行われました。
心理学科では、犯罪心理学に基づくボランティア活動を多数行っており、「PACE福山支部」という団体を母体として、以下の3つの下位団体を組織し、それぞれが活動を行っています。
- PACE福山支部の地域安全マップ作製指導
- 福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUのサイバー防犯活動
- 少年サポートルームふくやまにおける非行少年の立ち直り支援活動
地域防犯リ活動ーダー研修会では、それぞれの団体が行っている活動について、簡単に紹介しました。
<PACE福山支部として活動紹介をする様子>
学生によるボランティア団体は数多くありますが、PACE福山支部は、赤い羽根募金により資金調達を自分たちで行いながら活動をしている点がとても珍しいところです。少しでも多くの人に活動を知ってもらい、募金をしてもらえるように、自分たちで広報活動も積極的に行っています。得られた募金は、主に活動に必要な交通費や消耗品の購入に使っています。
PACE福山支部は、広島県共同募金社会課題解決プロジェクトに参加していますので、是非募金をお願いします!
最後に、集合写真を撮りました。撮影の時だけマスクを外しています。
<集合写真>
地域防犯リーダー研修会を終えたメンバーの感想をいくつか紹介します。
- 田中葵さん(犯罪心理学研究室4年生・愛媛県立弓削高等学校出身)
今回の地域防犯活動リーダー研修会を通して、私たちの防犯活動を見つめ直す良い経験になりました。また、研修会終わりに参加者の方から早速ボランティアの依頼をしたいとお話があり、防犯意識の高まりを目の当たりにして嬉しくなりました。同時に、積極的に自分たちのボランティア活動を広めていく重要性も強く感じました。私がボランティア活動に関わることができる時間は残りわずかですが、少しでも活動を広められるように、自分にできることは懸命に取り組みたいと改めて思っています。
- 石井鈴黄羽さん(捜査心理学研究室3年生・広島県立福山明王台高等学校出身)
今回、研修会に初めて参加し、私自身は発表はしませんでしたが、貴重な経験が出来たと思いました。お話の中で犯罪の認知件数が最近微増していることを知り、驚きました。私も自転車をよく使うので、鍵をかけることは徹底したいと思います。先輩の発表もボランティア活動を頑張っていることがとても伝わる内容だったと思いました。
普段、自分たちが行っている活動内容を振り返って時間内にまとめて発表することは、小学校等で行う防犯教室とはまた違った難しさがあったと思います。PACE福山支部、CyPat FUのメンバーも自分たちの活動を振り返るとても良い機会になったのではないでしょうか。ご協力くださった皆様、ありがとうございました。今後の活動にもご期待くださいね!!
普段の活動をいかに伝えるかは、活動を理解してもらうために、そして参加したいと思ってもらうために、とても重要なことです。資料の作成から発表の仕方まで、学生たちは何度も繰り返し調整しながら、一つ一つの課題に取り組んでいます。地域の皆様、ぜひ温かく見守っていただけたら幸いです。学生の力が必要な時がありましたら、ぜひお声がけください!
学長から一言:心理学科で地域の安全・防犯活動やサイバー犯罪防止に取り組んでいる二つのボランティアグループが、本来の目的に沿った活動に加えて、その内容を広く知ってもらうための活動にも取り組みましたか。お疲れ様!広報活動の効果で、仲間が増えるといいですね。