【情報工学科】IT企業所属の小幡先生によるクラウドコンピューティングの授業を実施!
株式会社スカイアーチテクノロジーズの小幡周平先生による、クラウドコンピューティングの授業の授業が12月12日(月)に行われました!このことについて、情報工学科の山之上教授から紹介します(投稿は学長室ブログメンバーの中道)。
情報工学科では、情報処理学会が公表しているカリキュラム標準J17のコンピュータ科学領域(CS)に準拠した授業を実施しています。この領域の中で、クラウドコンピューティングが取り上げられています。クラウドコンピューティングとは、インターネット経由で共用のサーバやデータベースや様々なアプリケーション等を利用可能にするサービスのことです(https://aws.amazon.com/jp/cloud/)。使った分だけ料金を支払うことができるため、個人や組織でサーバ等を占有して持つ場合と比べて、安く利用できる場合が多いです。サーバ等を持たなくてよいので、仕事の量の増減に、簡単に、対応することもできます。
9月28日(水)の学長室ブログで紹介があったとおり、この度、情報工学科でクラウドコンピューティングの現役の実務担当者である小幡先生に授業を受け持っていただくことになり、12月12日(月)にクラウドコンピューティングに関する授業が実施されました。
この授業は、専門科目「並列分散処理」の第11回目と第12回目の授業日に行われるものです。今回、第11回目の授業では、クラウドコンピューティングに関する授業の後、世界でもっとも利用されているクラウドコンピューティングサービスの一つであるAmazonの AWSを使って、クラウドでWebサーバ用のサーバを起動し、そのサーバにWebサーバのソフトウェアを導入し、起動する演習が行われました。小幡先生だけでなく、株式会社スカイアーチテクノロジーズから英(はなぶさ)さん 、岡植(おかうえ)さんの2人にも演習の応援に来ていただいており、学生が困った時に支援していただいたり、質問に答えていただいたりしました。
学生からは、「AWSを利用することで、サーバーサイドの設定はGUI操作で行うことができると知りました。複雑な環境構築を簡単にできるクラウドサービスの良さを体験できました」、「AWSを実際に触ってみた。説明がわかりやすかったのでスムーズにできた。わからないところも親切に教えてもらえたので、すべてはできなかったが一人でするよりも多く進むことができた」などの感想がありました。
第12回には、AWS Lambdaというサーバーの仮想マシンを用意しておかなくても、必要な時だけ利用者のプログラムを動かす仕組みについても、講義・演習が行われました。
学長から一言:「並列分散処理」という情報工学科の専門科目の授業の一環で実施されたクラウドコンピューティングに関する現役の実務家による授業から、学生諸君は大いに刺激を受けたことでしょう。私などはこのブログを読んでも、所々しか内容を理解できませんが、情報工学の学生の皆さんの知見は大いに深まったことでしょう。