【スマートシステム学科】卒業研究中間発表会を開催!
2022年度の後期授業も始まり、卒業研究も本格化する「学問の秋」の季節になってきました。工学部スマートシステム学科 (フェイスブックはこちら)では、10月1日(土)に4年生が取り組んでいる卒業研究の中間発表会を開催しました。この様子について、スマートシステム学科の伍賀が報告します。
今回の発表は、工学部棟3階のPC3室で開催されました。ここ数年、卒業研究発表会・中間発表会は、実際の口頭発表に遠隔会議を組み合わせたハイフレックス方式で開催していますが、今回の中間発表も卒業研究に取り組む4年生は実際の会場での発表を行い、3年生以下の学部生はそれをzoomで視聴するという形式です。1人の発表の持ち時間は、これまで同様にプレゼンテーション7分と質疑応答3分の計10分間で、各発表は、研究目的の理解・研究への積極性・研究の進捗・プレゼンテーション方法・質疑応答の5項目で点数がつけられ評価されます。質疑応答では、会場の各教員から厳しい質問や、研究に関する助言があり、卒業研究に取り組む4年生の卒業への第一関門といったところです。
口頭発表する4年生は下の写真のように登壇しての発表です。卒研生は、この発表のために実験を進めたり、プレゼンテーション資料の作成をしたりと準備に追われ、なかなか大変でした。
ハイフレックス方式での中間発表の様子
今回は4年生による登壇発表が行われました
スマートシステム学科は、電気・電子工学の技術と知識をもとにしたカリキュラムを実施しており、電子回路、デバイス、計測システムに関する研究が盛んですが、今年度の特徴として、福山大学ブランド研究「瀬戸内の里山・里海学」に関連した、海中探査ドローンや探索デバイスに関連した研究が多くみられました。また、昨今の社会状況を反映したUVA(Ultra-Violet A)つまり紫外線A波によるウイルス不活性化の研究への取り組みも見られました。
卒研生には、これから数か月、卒業研究への取り組みを通して、将来につながるような知識と技術を学んでいって欲しいですね!
教員からの質問に対して的確に回答することが求められます
スマートセンシング研究室では、UVAを使ったウイルス不活性化の研究がありました
学長から一言:工学部スマートシステム工学科の卒論の中間発表会が対面で実施された様子を写真を通じて確認しました。3年生以下はZoomを通して遠隔で視聴し、密になるのを避けながら来年度以降に備えたのも良いアイデアでした。基礎研究もさることながら、すぐにも実用化につながるような優れた内容の研究があり、どの研究も卒論の最終提出に向けて、さらにブラッシュアップされることを願っています。