【生命栄養科学科】今年もまた健康料理教室を開催!
生命栄養科学科が高校生以上を対象とした「健康料理教室」を10月1日(土)に開催しました。栄養や健康をキーワードとして、勉強と調理実習を組合わせた企画です。このことについて、学長室ブログメンバーの石井が紹介します。
今年のテーマは、最近流行りの筋肉への関心に着目し、「たんぱく質の上手な摂り方」と題して、1日に摂りたい目標量や食品の例をイラストなどで紹介しながら、年齢ごとの必要量のお話をしました。皆さん、毎日たんぱく質食品を食べていますよね? たんぱく質食品とは、肉類・魚介類・卵・牛乳・乳製品・大豆製品ですが、これらは食べ溜めができません。一度に食べて、後は食べないような偏った食べ方は不可です。日々食べることを継続しなければなりません。ナゼかって? たんぱく質は日々消費され、代謝されているからです。身体を構成する栄養成分ですが、材料となるたんぱく質の補給が無ければ、自分の身体を壊してまで、必要な血液などに再合成されます。
また、最も重要な栄養の一つに、エネルギー(熱量)である炭水化物等がありますが、こちらが不足して、エネルギー量が足りなくなるとやはり、自分の身体を壊して、たんぱく質からエネルギーを作り出すようになります(痩せてきますね)。「プロテイン飲料」が食品会社や乳業会社から販売され、売上を伸ばしていると報道にもありました。これも形を変えたたんぱく質食品です。上手に摂っていますか?
さて、今日の実習献立を紹介します。秋の味覚も取り入れて、さつま芋ご飯、焼きしゃぶの香味だれ・付け合わせ野菜、パワー卵サラダ、豆腐とえのきの澄まし汁、ミルクゼリーみかんソースの5品です。たんぱく質の総量では50歳代女性の1日の必要量の半分以上が摂れるよう、高めに設定しています。豚ロース肉は、焼いて油を溶かし、その油をペーパーで吸着して、しゃぶしゃぶ状態を再現しました。さっぱりといただけますよ!
どれも簡単で直ぐにできる料理で、忙しい方にも断然向いているお料理ばかり!
こちらは試食の様子です。調理から試食に移り、楽しみの時間です。
最後に、年齢を重ねてくるとたんぱく質の摂り方が減っていませんか? 若い方は食べ方に偏りはありませんか? 健康な日々のためには、食事がとっても大切ですね。中身を吟味しましょう!
3年生3名が、教室のお手伝いをしてくれました。お疲れ様でした!手慣れた様子で、参加者の方から気が利くねとお褒めの言葉をいただき、喜んでいました。
学長から一言:生命栄養科学科による恒例の健康料理教室、楽しそうですねえ。「美味しくて、ためになる」、食いしん坊にはたまらない企画でしょう。今回のメニューの5品は、見るだけで思わずよだれが出そうです。