【建築学科】「びんご建築女子」in山陰        ~建築見学ツアー 伝統とモダニズムに出会う旅〜

【建築学科】「びんご建築女子」in山陰        ~建築見学ツアー 伝統とモダニズムに出会う旅〜

建築学科の女子学生グループ「びんご建築女子」が行っている活動として、毎年開催しています「建築見学ツアー」が開催されたことについて、建築学科の学長室ブログメンバーSがお届けします。

 

「びんご建築女子」は、建築学科の女子学生のキャリア教育を目的とした活動で、地域で活躍する卒業生(OG)を講師として招いて建築の実務の話やワークライフバランスといった普段の授業で触れることの少ない実社会での職業人としての様子をリアルに語ってもらうキャリア講演会を実施しています

この活動と並んで、「びんご建築女子」の活動の重要な柱となっているのが「建築見学ツアー」です。今はインターネットを使えば世界中の優れた建築の画像を見ることができる時代ですが、実際にその建物を訪れて「実物の建築空間を体験する」ということは、昔から建築学を学ぶものにとって「これに勝る学びはない」といわれているほど大切な体験型の学修となっています。(キャリア教育の第1~9回、建築見学ツアーの第1~3回の様子はこちらから)

今回レポートを担当してくれたのは、3年生の河本さんです。それではよろしくお願いします。

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こんにちは!
びんご建築女子運営メンバーの3年河本紗代子です。

毎年、恒例になっているびんご建築女子の建築見学ツアーに今年も行ってきました。
今年は9月20日(木)に鳥取県と島根県へ行ってきました。

昭和のモダニズム建築の代表作「東光園」で記念撮影

今回の見学ツアーの目的は、日本の近代建築の巨匠の作品や日本伝統文化の庭園を同時に見ることで、建築への知見を広め、身近な地域のことを知り教養を身につけることです。

もちろん、行きのバスの中でのお楽しみ会も忘れずに計画しました。
バスの中で1年生と上級生がペアを組み、全員参加のクイズ大会を行いました。
みんな楽しそうで計画した甲斐がありました!

先輩・後輩ペアで行ったクイズ大会

見学ツアーでは、まず「東光園」へ行きました。
1964年に菊竹清訓の設計で完成しました。50年以上たった今も変わることのない外観は、とても迫力満点でした。玄関を抜けると広々としたロビー、そしてその先にはきれいな庭園が広がっていました。晴れていたらもっとよかったのに。

モダニズム建築の庭が日本庭園です。

お昼ごはんは東光園でのバイキングです。新鮮な海の幸山の幸をおなかいっぱい食べられて満足でした!

足立美術館の枯山水

東光園のおいしいバイキングでおなかを満たし、次に向かったのは足立美術館です。
足立美術館では、横山大観をはじめとする近代日本画を見て回りました。

また、日本一ともいわれる庭園を見ました。庭園は圧巻でした。こちらも雨が降っていたのはすごく残念でしたが、とても楽しめました。

最後に回ったのは島根県立美術館です。
こちらの建物も東光園と同じ、菊竹清訓さんの設計で建てられました。若い頃の作品と晩年の作品を同時にみることで建築家の人生を考えました。

宍道湖のほとりに建つ美術館であり夕日を売りにしている美術館でもあり、湖側はガラス張りになっており、日が落ちるのを座って眺められるようになっています。

 

宍道湖に沈む夕日が望める開放的な庭

また、少し湖よりの芝生へ行くと縁結びのスポットとして人気の宍道湖うさぎがいます。湖から2番目のうさぎに西を向きながら触ると幸せになれるという言い伝えがあるそうです。女性は必見ですね!雨が降っていたため、うさぎに触ることはできませんでしたが、美術館の中から見てお願いしちゃいました!

 

雨が降っていたのでロビーで記念撮影。天井照明が素敵でした。

 

今回の見学ツアーは移動距離が一番長く座っていることがほとんどでしたが、お楽しみ会も楽しんでもらえて、先輩後輩の仲も深められてよかったと思います。

後期の授業が始まり、建築について学んでいく中で、今回のツアーで見たものを生かして取り組んでいこうと思います。

 

学長から一言:素晴らしい「建築見学ツアーin山陰」でしたねッ!!!建物も庭園も、こういう機会がないとじっくり見学できないですよねッ!学長としては、新しく購入した観光バス仕様のスクールバスが、こうして活用されるのもうれしいで~す!

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