【スマートシステム学科】小学生との理科実験教室を開きました!

【スマートシステム学科】小学生との理科実験教室を開きました!

工学部スマートシステム学科が、地域連携行事として取り組んでいる理科教育イベントの実施について、担当の香川教授から報告が届きました。先週、多数の地元小学校の皆さんを福山大学に招いて実施された「おもしろ理科教室」です。その様子を今回のブログでスマートシステム学科ブログメンバーの伍賀がご紹介します。

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スマートシステム学科の香川直己です。9月17日(土)の午後、福山市立遺芳丘小学校の児童の皆さんとの「おもしろ理科教室」を行いました。これは、15年以上続く地域連携行事です。今年は、昨年より2か月早い時期の開催となったのですが、19名の小学生の皆さんと保護者の方、遺芳丘小の教頭先生をはじめ、3名の先生、総勢37名の方が参加してくださいました。

最初にモータが廻る仕組みを説明

毎年、電気に関するテーマを設定しているのですが、今年のテーマは「モータをつくろう」としました。ご存知の方も多いかもしれませんが、「単極モータ」と呼ばれる最も単純な構造のモータを作って電流と磁力の関係を知ってもらいました。最初に、私から簡単に電気でモータが廻る仕組みを絵で説明した後に、早速、工作開始です。ただ、構造が単純なことと、作ることの難易度は違います。参加した小学生の皆さんが、学生スタッフ、お家の方、先生に手伝ってもらい、四苦八苦しながらも全員完成しました。

子供たちが作製した「単極モータ」動画その1動画その2

苦労しただけあって、「廻った!廻った!」と子どもたちの嬉しそうな声があちこちから上がっていました。学生スタッフとして準備してくれた2年生の羽原君と3年生の山田君も子ども達に頼られて、とても嬉しそうでした。学年を超えた繋がりもできて良かったです。今回、皆さんには「バチンッ」ととても大きな音を伴う放電現象や、紙を焦がしてしまう強い出力のレーザ光線の威力も見てもらい、大きな電気の持つ力を体験してもらうことで、目に見えない電気やレーザを正しく使うことの大切さもお話しました。

「単極モータ」製作の様子

スマートシステム学科の学生が工作をサポート。たくさん廻るヒントを与えてくれるので子どもたちの人気者です

新型コロナウイルスの感染防止対策として定員を設けていたので、抽選で参加人数が絞られたそうです。選に漏れた皆さん、申し訳ございません。また次の機会を作れればと思います。さて、最初のモータが廻る仕組みの説明は少し難しかったようですが、この説明内容をヒントにして、もっとよく廻る形を研究したいという子供たちもたくさん現れ、帰り際に導線を次々と所望してくれました。

こんな機会を通じて、電気や磁気のサイエンスに興味を持ってくだされば嬉しいです。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

「おもしろ理科教室」実施の様子

 

 

学長から一言:電池と導線を使ったモーター作りを通して電流と磁力の関係を知る「おもしろ理科教室」に集まった子ども達は(おそらく親御さんも)きっとモノづくりの面白さ、電気の働きについて学ぶことが多かったことでしょう。こういう地道な実践を通じて「理科離れ」解消の糸口が見つかると良いですね。

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