【機械システム工学科】競技用車両エンジン高性能化の取組み(その1)新しいエンジンの搭載

【機械システム工学科】競技用車両エンジン高性能化の取組み(その1)新しいエンジンの搭載

機械システム工学科では、競技用車両にヤマハYZ-400Fというモトクロス用オートバイの高性能エンジンを搭載する取組みを実施しています。この進捗状況について、学長室ブログメンバーの小林が紹介します。

本取組みでは、これまでに制作されていた競技用車両に高性能・高機能な競技用オートバイ(YZ-400F)のエンジンを搭載し、改良しようとしています。機械システム工学科の3年生1名を中心として、3名の協力学生が取組んでいます。コロナ禍で思うように活動できませんでしたが,今回、少し改良が進みました。

まず、既存の車両を分解し、組みなおしをしています。

既存の競技用車両には、4気筒2,50ccのエンジンが搭載されていました。新しく搭載するのは、単気筒400ccのエンジンで、従来のエンジンより小型・軽量です。また、Wi-Fi接続によりスマートフォンからエンジンのセッティング・モニタリングができ、非常に高性能・高機能です。このエンジンを搭載できれば、競技用車両の性能アップが期待できます。このエンジンを搭載するには、正確な3次元の位置合わせが必要になります。これには3次元CAD(コンピュータによる機械設計ツール)を活用して正確な作図をして、位置決めを行いました。

位置決めも終わりエンジンを搭載するためにフレームの加工を行っています。

少しずつですが、エンジン高性能化が進んでいます。次回の報告では、エンジンを搭載できていると思います。次回の報告を楽しみにしていてください。

 

 

学長から一言:購入済みのモトクロス用オートバイから取り外した高性能エンジンを競技用車両に搭載し、スマホを使った遠隔操作で高性能を引き出そうという取組をしているらしいということが朧気ながら分かりました。機械いじりが大好きな学生諸君には夢中になれる作業なのでしょうね。猛スピードで走れるようになったら、いつも話に聞いて来たフォーミュラーカー・レース出場を狙っているのでしょうか。

この記事をシェアする