【税務会計学科】2022年度第1回目備後経済研究会開催のご案内

【税務会計学科】2022年度第1回目備後経済研究会開催のご案内

本学の備後地域の経済・経営の研究拠点として、また地域の企業や経営者との重要な結節点として貢献している備後経済研究会が、近く7月22日(金)に開催されます。この研究会を担当している税務会計学科張楓教授からの案内について、学長室ブログメンバーの関下(経済学部税務会計学科)が投稿します。

***************************************************************

このたび、コロナ感染拡大が落ち着きを取り戻しつつある状況に鑑み、来る7月22日(金)に備後経済研究会を2年ぶりに開催することといたしました。コロナ感染拡大以来、研究会の思うような開催ができず、長い間お待たせすることとなり、心より深くお詫びを申し上げます。皆様方にはご多忙な折とは存じますが、奮ってご参加のほどお願い申し上げます。

 

・日時:7月22日(金)午後6~8時(講演1時間、ディスカッション1時間)

・場所:学校法人福山大学社会連携推進センター205室(福山駅前)

・講師:古賀智敏(神戸大学名誉教授)

・論題:共創時代における知財戦略のゆくえ:戦略的知的財産管理と日本企業の最新事例

・要旨:本講演では、企業の成長戦略のコアパーツとして知財戦略を位置づけ、研究開発戦略、事業戦略、知的財産戦略の三位一体によって、競業・連携企業、顧客など多様な利害関係者を巻き込んだ「戦略的知的財産」の創造・保護・活用の現状と将来の方向性を講演いたします。具体的には、わが国での最新の戦略的管理の事例を紹介するとともに、政府の知財管理をデザイン経営として展開する最近の知財管理の在り方も紹介します。

・講師略歴:

  1973年 神戸大学院経営学研究科修士課程修了

  1976年 イリノイ大学経営大学院修了(MAS修得)

  1982年 龍谷大学経営学助手・講師・助教授を経て教授(1993年)

  1991年 経営学博士(神戸大学)

  1994年 神戸大学経営学部教授・神戸大学名誉教授(2001年)

  2010年 同志社大学商学部・特別客員教授

  2015年 東海学園大学経営学部教授

  2017年 同大学院経営学研究科長・経営学部長

  2019年 同副学長東海学園大学名誉教授(2022年)

・代表的業績:

 『情報監査論』『デリバティブ会計』『価値創造の会計』『知的資産の会計』『グローバル財政会計』『日本語と英語で学ぶ企業分析入門』、他多数

・主催:福山大学備後圏域経済・文化研究センター

 

※申込不要・参加費無料。コロナ感染防止のため、マスクの着用をお願いいたします。また、感染の再拡大により中止の可能性がございます。あらかじめご了承ください。

 

※備後経済研究会について

備後経済研究会は、故桑原哲也教授が備後地域経済・経営の研究拠点を目指すべく、2012年に立ち上げてから、数えてちょうど10周年を迎えます。2014年に、故桑原哲也教授から近現代日本経済史や経営史を専門とする私、張楓がバトンを受け継ぎました。ちなみに、備後経済研究会は備後地域の企業・経営者を研究し、産業集積地としての備後地域の特徴を明らかにすべく、本学教員にとどまらず、企業経営者や行政関係者、さらに他大学の研究者にもご参加いただき、研究成果の報告やそれにもとづく活発な議論を行うと同時に、企業へのインタビューや論文の公刊、備後地域の皆さんに向けた研究発表を活発に行ってきています。研究会は2~3ヵ月に1度のペースで開かれており、高校生でも大学生でも企業経営者でも、どなたでも参加は自由です。

備後経済研究会担当の張楓教授

 

 

学長から一言:経済学部恒例の備後経済研究会の活動がコロナ禍を跳ね返して2年ぶりに再開されるとの嬉しい知らせ。内容も知財管理の在り方というホットで重要なテーマですから、きっと多くの方が関心を持たれることでしょう。ご協力いただく講師の古賀智敏教授に、心から御礼を申し上げたいと思います。大学や学校関係者だけでなく、地元企業の皆様にも奮ってご参加いただきたいものですね。

この記事をシェアする