【海洋生物科学科】サイエンス・トーク “Blue in Green” 第1弾「“神の眼”をもつ鬼才クラゲさん~“記載” 分類学の究道~」(泉講師)

【海洋生物科学科】サイエンス・トーク “Blue in Green” 第1弾「“神の眼”をもつ鬼才クラゲさん~“記載” 分類学の究道~」(泉講師)

記録更新の猛暑が続いている最中、福山大学未来創造館において、“アツイ” サイエンス・トークが開催されました。その模様を学長室ブログメンバーの阪本(海洋生物科学科)がお知らせします。

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サイエンス・トーク

福山大学グリーンサイエンス研究センターでは、これまで第一線で活躍する研究者などを招いて“グリーンサイエンス・セミナー”を行ってきました。このセミナーは専門的な内容で、主に教員や大学院生を対象に行ってきましたが、この度、学部学生なども対象に、気軽にわかりやすくサイエンスについて語る“福山大学グリーンサイエンス研究センター「サイエンス・トーク」”を企画しました。場所は未来創造館1階に在るオープン・スペースで、お昼休みの時間帯を利用しての実施です。

3回シリーズで海の話題を提供

この「サイエンス・トーク」は3回シリーズで、海洋生物科学科の新任教員に、自らの研究について話題提供してもらいます。第1弾は、YouTuberとしても活躍中のDr.クラゲさんこと泉貴人講師による分類学の話です。第2弾は、イルカの研究者である山本知里講師によるイルカの「こころ」の話です。第3弾は、少し前の新任教員の金子健司教授による「海辺の極限環境に生きる生物」の話です。

泉講師参上!!

第1弾は、泉講師の「“神の眼”をもつ鬼才クラゲさん~“記載” 分類学の究道~」です。生物学研究の最大のロマンの一つ、それが “新種”の発見!……… 海で標本庫で水族館で、日々新種の発見に取り組んでいる泉講師が、記載分類学の夢の世界へ私たちを誘いました!! まずは、今回のサイエンス・トークの世話人を務めている私(阪本)から泉講師の経歴を紹介しました。

泉講師の経歴を紹介

いよいよ、講演のはじまりぃはじまり~っ!!(チョンチョン♬と拍子木の響きが聴こえてきそうな雰囲気でした)

寄席?! のお題は「“神の眼”をもつ鬼才クラゲさん~“記載” 分類学の究道~」

講演が始まると同時に “泉ワールド” 全開です!!  あまりの凄まじさに、聴講者は若干引き気味に “惹き込まれ” ました💦

海洋亭いずみ師匠の自己紹介

めくるめく疾風のような話芸で講演は展開し、自身の紹介のあと、イソギンチャクの研究に着手し、その後にクラゲの世界へも展開していった研究ストリームが語られました。これまでに新種として発表のイソギンチャクやクラゲに関するマニアックな話、調査での苦労話と諦めないアツイ思いが出合わせた奇跡のイソギンチャクとの対面など、泉講師のめちゃくちゃアツイ体温を感じることができる内容でした。講演の終わりに質問コーナーを設けたのですが、予想以上の反応で、視聴した学生からたくさんの質問が飛び出しました。この学生の反応からも、興味深い内容であったことが窺えました。お昼休みの時間帯でしたので、学生の皆さんはおそらくランチを食べずに参加していたのでしょうが、みな、泉講師の話でお腹いっぱいになりました!! 近い将来、「福山大学発!!」の新種記載が続々と生まれることを心から期待しています。

次回のサイエンス・トーク

第2回のサイエンス・トークは、イルカの研究者である山本知里講師によるイルカの「こころ」の話です🐬。海洋生物科学科の学生のみならず、イルカは大人気の生きものなので、次回の講演乞うご期待です♬ 全学の学生と教職員の皆さんの参加をお待ちしております。

 

学長から一言:グリーンサイエンス研究センター主催の新企画「サイエンス・トーク」が始まりました。従来の極めて「専門的」「学術的」な「サイエンス・セミナー」とはひと味変えて、誰にも取っつきやすい科学の話にしようという趣向。でも、中身は長年の専門的・学術的研究に裏打ちされた濃くて深い、まさに「面白くてタメになる」話のよう。これからお昼休みの時間帯の人気行事になることでしょう。

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