【工学部】「学生フォーミュラに挑戦」授業で自動運転電気自動車を作っています!
みらい工学プロジェクト「学生フォーミュラに挑戦」の授業では自動運転電気自動車を作成中ですが、人が運転するところまでできました!このことについて、工学部の山之上が紹介します(投稿は学長室ブログメンバーの中道)。
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工学部のみらい工学プロジェクトは、工学部各学科が協調して取り組む学科横断型の教育プロジェクトです。様々なテーマのプロジェクト授業が実施されていますが、その中の一つ「学生フォーミュラに挑戦」のプロジェクトでは、学生が設計・製作した自動車で競技に臨む「学生フォーミュラ」への出場を目指し、自動車製作に関するプロジェクト学習に取り組んでいます。
昨年度は動く自動車をとにかく作ってみよう、ということで、人が乗ることができる電気自動車の製作を行い、その後、本格的な自動車作成のために必要となるCAD(コンピュータによって支援された設計)の演習などを行いました(学長室ブログ2021.07.16【工学部】「学生フォーミュラに挑戦」授業で電気自動車が動きました!https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/52726/)。
本年度は、昨年の電気自動車の製作を一歩進めて、自動運転電気自動車を作ってみることになりました。学生フォーミュラには電気自動車の部門があり、また、学生フォーミュラを開催している団体(SAE)では、シミュレーションによる自動運転のコンテストも開催していますので、それらのコンテストへの参加準備も狙っています。
昨年度と同様に、昨年度末に教職員が先ずモデルになる人工知能を使った自動運転電気自動車を設計製作し、受講生は、その自動運転電気自動車を見て、同じものを作る演習を行っています。本年度は、受講生が2グループに分かれ、それぞれのグループで自動運転電気自動車の製作を行っていますが、このたび、その2グループのどちらとも、見事にほぼ完成させ、人が運転するところまでたどり着きました。写真は、自動運転電気自動車を受講生が運転しているところです(動画はこちらとこちら)。
まだ、運転の途中で方向を変えることができなくなるなどの問題が発生していて、受講生は何度も自動車を作っては分解して、修正を行っています。
人の手による運転が安定してできるようになったら、自動運転に挑戦する予定です。自動運転ができるようになったら、2台の車で競争して性能を競うことも考えています。
学長から一言:実際に乗って動かすことのできる電気自動車を作る、実にロマンのある授業ではありませんか。しかも、自動運転技術まで採り入れようという欲張りぶり。まだまだ試行錯誤が続きそうですが、近い将来、完成したフォーミュラカーでサーキットを颯爽と疾走する様子を思い浮かべながら、さらに難しい課題に果敢にチャレンジし続けて下さい。