【心理学科】子育てステーション(@子ども遊び広場)の活動報告
子育て支援活動を始めて8年!心理学科発達心理学研究室の学生が行う子育てステーションの活動ですが、本日はその昨年度の活動に関して、担当教員の赤澤淳子教授からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。
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心理学科の赤澤です。
4月28日(木)に心理学科発達心理学研究室の3年生が学長室を訪問し、大塚学長に2021年度の子育てステーション活動について報告しました。
心理学科では、2007年度から福山駅福山城口前の学校法人福山大学社会連携推進センター2階にある子育てステーションにて、地域に開かれた子育て支援活動を行ってきました。発達心理学研究室の学生がその運営に携わるようになり、今年度は8年目となります。「幼保連携型認定こども園こどもえんつくし」と協働しながら、また、心理学科助手のサポートを得ながら、子育てステーションにて「子ども遊び広場」を実施しています。
Covid-19の影響により、2021年度も子ども遊び広場はオンラインでの実施となりました。昨年度は7名の3年生が活動の主担当となり、4月、6月、7月、10月、11月、12月、3月の計7回の「子ども遊び広場」を企画・実施しました。そして、36名の乳幼児と28名の保護者が「子ども遊び広場」に参加してくれました。オンラインということもあり、九州から東京まで様々な地域からの参加がありました。その活動内容を報告書としてまとめ、学長に進呈しました。
<報告書の表紙>
<報告書を学長に進呈している赤枝さん>
子ども遊び広場活動では、学生の社会人基礎能力の向上を目指し、学生自身が活動費を得るために、助成金の申請にも取り組んでいます。学生が、毎年地域の助成事業に申請書を提出し、審査を受けており、2021年度は、2件の助成金をいただくことができました。
1件目は、一般財団法人義倉の助成金で、申請代表者を長阿彌桃子さん(発達心理学研究室4年・武田高等学校(広島県)出身)が務めました。いただいた助成金でPCモニターを購入し、学生たちが大きな画面で参加者の様子を把握することができるようになったことから、活動においてより適切な声掛けができるようになりました。
2件目は、公益財団法人ひろしまこども夢財団の助成金で、申請代表者を赤枝沙紀さん(発達心理学研究室4年・岡山県立瀬戸南高等学校出身)が務めました。昨年度は参加したお子さんたちが集中できるようにと、活動に工作を多めに導入しましたが、工作に使う材料は、この助成金で購入することが出来ました。
この場をお借りして、両財団にお礼を申し上げます。
大塚学長から、子ども遊び広場活動の成果を尋ねられ、学生たちは各々の成果を伝えました。
- 安井雅浩さん(島根県立出雲高等学校出身)
「元々は子どもに対応するのが得意ではなかったが、活動の後半では参加したお子さんに自然に声掛けができるようになり、子ども対応に自信がついた。」
- 梶野ひなたさん(島根県立大田高等学校出身)
「子どもたちと交流するのが純粋に楽しかった。」
- 今田愛蘭さん(広島県立竹原高等学校出身)
「どの年齢でも作れるような工作を考えるのが大変だったが、皆で一緒に考えることにより、ゼミのチームワークが高まった。」
- 坂本望月さん(広島三育学院高等学校(広島県)出身)
「子どもとの交流だけでなく、保護者とのコミュニケーションも取ることができて勉強になった。」
<大塚学長に子ども遊び広場の成果を伝える学生>
<全員で写真撮影>
最後に全員で写真撮影を行いました。撮影時のみマスクを外しています。
学長室から退室した学生たちは、「緊張した!」と申しておりましたが、学長の激励を受け、非常に誇らしい表情でもありました。2021年度の子ども遊び広場もオンラインでの実施となり、学生も教員も新しい教育方法等にチャレンジして前へ進んできました。2022年度は新メンバーとともに、また新たな一歩を踏み出し、安全に楽しめる活動を継続していけたらと考えています。
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様々な工夫を凝らし、子どもやその保護者のために支援活動をする姿はとても頼もしいものですね!子育てはいつの世も大変ですが、支援の手がたくさんある現代はありがたいなぁと感じます。今年度もますますパワーアップした活動をしてくれるものと期待しています!
学長から一言:先日、発達心理学研究室の皆さんの訪問を受け、一人一人からの感想も含めて、昨年度の子育てステーションの充実した活動報告を聞くことができました。コロナ禍への対抗策として苦心したオンラインでの工作教室は子ども達や親御さんに好評で、対面では難しい遠くからの参加という、嬉しい想定外(?)も体験できたようです。「情けは人の為ならず」、このボランティア活動はきっと皆さんの成長に大きな意味をもちますよ。これからも頑張って下さい。