【生命栄養科学科】新任教員を紹介します!
令和4(2022)年度、生命栄養科学科では新たに公衆栄養学分野に教員を迎えしました。山田直子(やまだ なおこ)講師を学科のブログ委員のI.Kが紹介します。
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山田講師は埼玉県の出身で、西日本しかも広島県での仕事は初めてとのことです。旅行が趣味だそうですが、福山や尾道は一・二度訪れただけで、瀬戸内地方での生活は1年生ですと、楽しそうに話して下さいました。
専門は公衆栄養学で、とくに地域住民や子供たちの生活習慣、経済、健康との関係について研究し、博士(体育科学)論文のテーマもこれに関するものでした。前任校は東京の某体育大学で、運動と栄養の関係にも研究の幅が拡がっています。また、自身も柔道などをかつて経験し、身体を動かすのも好きと聞きました。生命栄養科学科に頼もしい教員が増えたことを、学科の皆で喜んでいるところです。ただし、人使いが荒い学科ですので、山田講師には予め覚悟を持っていただく事も知らせておかなければなりませんね(笑)。以下、山田講師への質問に対する答ですが、人柄がにじみ出ているでしょうか?
Q:福山大学や学生の印象
福山大学は緑がたくさんある学校というのが第一印象です。私の研究室からは山の木々とその奥に松永湾が見えて、とても癒されています。それと、敷地が広く高低差があるので、学内を移動するだけで身体活動量が増えて健康にも良い効果があると思います。学生については、様々な学科があるので皆さんそれぞれの勉強や研究に励んでいるのだろうと思っています。学内を歩いていると、運動部の活動に取り組んでいる学生も見かけます。文武両道で頑張っている姿を見ると、とても羨ましく思います。私の所属する生命栄養科学科は、4年生になると国家試験に向けた勉強が始まるので、大変ですが頑張って欲しいと思っています。
Q:行ってみたい場所や国
国内ではこの3月に東京から引っ越してきたばかりなので、近隣の海や山へ行って自然を満喫したいです。それと、陶芸の窯元や寺院めぐりもしたいです。海外では学会や研究活動に積極的に参加したいです。早く新型コロナウイルス感染症の流行が終息し、通常通り開催されるようになったらと願っています。過去に学会で訪れた南米のアルゼンチンは、もう一度行ってみたい場所ですね。その時は真面目に勉強ばかりで、観光は全然できなかったので、次の機会には是非楽しみたいと思います。
Q;挑戦してみたいこと
自転車で島々を周ることです。以前、しまなみ海道を1泊2日で渡りましたが、それ以外の島々もゆっくり楽しみながら自転車で走りたいです。
Q;研究の目標
私は地域住民の食や健康ということに興味を持っています。地域の特徴や暮らす人たちの社会経済的状況等が、“(広い意味での)食”や“身体活動”に、ひいては健康にどのような影響を及ぼしているのかを知りたいと思っています。私がこのようなことに興味を持ったきっかけは、かつて仕事で接していた地域の人たちとの関わりの中からでした。そのため、今後も近隣地域の方々と関わりながら自分の研究テーマを追究していきたいです。
Q:学生へのメッセージ
新型コロナウイルス感染症の流行により、学生生活やその他のことについても思うようにできないことが多いかもしれません。だからといって色々なことを諦めるのではなく、発想の転換や新しいアイディアで貴重な大学生活を楽しんでください。
学長から一言:山田直子講師、福山大学へようこそ! 瀬戸内の新たな環境を大いにエンジョイして下さい。先進国を自認し豊かに見えるわが国にも、貧困が絡む食や健康をめぐる問題が見え隠れしています。柔道で鍛えた強靱な心身を以て、公衆栄養学の立場から諸問題に切り込んで行くなどというのは如何でしょう。どんなテーマであれ、斬新な研究成果がどんどん生まれることを期待しています。