【建築学科】子ども建築家たちによる、たくさんのすてきな家!
びんご建築女子による「夏休み子ども建築模型教室」開催
建築学科の女子学生グループ「びんご建築女子」の活動として開催されました「夏休みこども建築模型教室」について、建築学科の学長室ブログメンバーSがお届けします。
このイベントは、今年で二回目となる「びんご建築女子」による活動で、小学生の皆さんに「夏休みの自由課題」として、カッターや絵の具をつかって「30分の1のミニチュアハウス」をつくってもらう工作教室です。
既にこのブログでも報告をしてきましたが、イベントのPR活動や参加者の抽選、必要な材料などの事前準備を経て、今回は楽しくとても盛り上がった素敵なイベントの報告です。
このイベントの様子をレポートしてくれるのは2年次生の山本さんです。よろしくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
びんご建築女子運営メンバー、建築学科2年次生の山本憂姫です。
8月7日にびんご建築女子の企画で“夏休み子ども建築模型教室”を開催しました。 これは,びんご建築女子で地域ボランティア活動をしようと有志が集まり,5月から準備を進めてきた模型教室です。
今回は昨年より申し込み多数だったため,上限人数を増やし、抽選で選ばれた小学3年生から6年生まで25人が参加しました。
台風の影響で、予定通りに準備が進まず戸惑うこともありましたが、全員で協力し合い、無事に開催することが出来ました。
前日に会場の準備をし、模型教室が始まるまで私を含めスタッフ全員、楽しみな気持ちと緊張でいっぱいでした。
模型教室が始まったばかりの時は小学生の皆さんと打ち解けられるよう手探りでしていましたが、時間が経つにつれいろいろな会話をしながら作業をすることができるようになりました。
今年は昨年の反省を踏まえて、スタッフの人数を増やして子どもに1対1で教えたり、色塗りの時間や家具を作る時間を変更することによって、昨年よりも多くの子たちが時間内に模型を完成させる事ができました。
この模型教室で私が感じたことは、家を設計する上で自分が大切にしたいこと・好きなものが決まるとそこから自分たちなりの考えや思いを持ち、夢中になって模型を作る、ということです。
サポートする立場ではありましたが、私たちにはない想像力で動いていく一つ一つの作業から、こちらが学ぶ場面も多くありました。
子供達は一人も休んだり,遊んだりすることなく、朝10時から15時までの長い時間を集中して模型づくりに励みました。
最後には自分たちで作った家の模型をみんなの前で発表し、今回の目的であった「楽しく建築を学ぶ」ことに付け加え、「人に自分の考えを伝える」ことを経験してもらいました。
私たちも、この「人に自分の考えを伝える」ことは設計する中でとても重要であり一番難しい部分でもあります。
小学生の皆さんも戸惑いつつも自分の言葉でしっかりと素敵な発表をしていました。
模型教室が終わると親御さんと一緒に笑顔で帰られていて、とても充実した1日となりました。
来年、模型教室をするかどうかはまだ決まっていませんが、今回のイベントで得たものを同じような企画の時に活かせればと思っています。
子ども建築模型教室に参加していただいた皆様、今回は誠にありがとうございました。楽しんでいただけたようでとても嬉しく思っています。私たちにとっても多くのことを得る貴重な時間となりました。
模型教室をする中で至らない点も多かったと思います。アンケートの方も読ませていただきました。今後の励みとなるご感想などありがとうございます。
今回ご希望に添うことができず落選という形になってしまった方々もありがとうございました。また何かの形でお会いできる機会があればと思っています。
最後に模型教室に関わっていただいた教職員の皆様に厚く御礼申し上げます。
学長から一言:「小学生のつくった模型の家」と侮ることなかれ!これは凄い!なかなか本格的な家が出来ていて、作った子どもたちの自己効力感の向上が目に浮かぶようです!参加の小学生の皆さん、いい夏休みになりましたねッ!!!運営した学生の皆さん、大変だったでしょうが、それ以上によい学びになりましたねッ!!!