【情報工学科】山之上教授がSSS2018にてデモ・ポスター賞を受賞!
情報工学科の山之上教授が、2018年8月19日から21日にかけて熊本県水俣市の「湯の児 海と夕やけ」で開催された、情報処理学会情報教育シンポジウム SSS2018で、デモ・ポスター賞を受賞しました(https://ce.eplang.jp/index.php?SSS2018)。
以下、山之上教授からの報告です。
情報教育シンポジウム(SSS)は、Sではじまる地名の場所で、毎年夏に開催される「情報教育」のシンポジウムで (一社)情報処理学会 コンピュータと教育研究会(CE研究会)と、同教育学習支援情報システム研究会(CLE研究会)が主催しています。SSS2018は、文部科学省、熊本県教育委員会、全国高等学校情報教育研究会の後援と、電子情報通信学会 教育工学研究専門委員会、日本情報科教育学会、日本教育工学会、教育システム情報学会の協賛を得て開催されました。日本各地の大学や高校からだけでなく、韓国からもおよそ100名の参加者がありました。
SSSでは、Moodle(福山大学が使っているCerezoのような、学習管理システムの一つ)や、Twitterを使って、各種の通知や情報交換が行われています。Twitter では、発表者が発表している最中に、その発表についての意見を交換することも行われています。SSS2018に関するTwitter上のやりとりについては、https://togetter.com/li/125890 で見ることができます。これを見ると会場の雰囲気をある程度味会うことができるとおもいます。
今回、私の「着る電光掲示板」を会場の前の方に吊るさせてもらい、参加者がTwitter で行われている意見交換を、着る電光掲示板で見ることができるようにしました。苦情が出ることをちょっと心配しましたが、多くの参加者に楽しんでもらったようです。
発表の中には、2年後に迫った小学校におけるプログラミング教育の本格化に関する招待講演や、大学入学共通テストに関する発表とワークショップなど、見逃せない発表が沢山ありました。学生の発表も沢山ありました。
私の発表「3年間に渡るRaspberry Pi を使った情報工学科の学部学生向け英語の授業とその改善」は、以前の学長室ブログで紹介させていただいた、専門英語の授業(<情報工学科>授業「専門英語」の紹介, http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2017/01/blog-post_17.html)を、その後、どのように改善しているか?について述べたものです(https://www.slideshare.net/takashiyamanoue/raspberry-pi-111010413)。大学全体で行われている授業評価アンケートでは、なかなか良い結果が得られていないのですが、様々な試行錯誤の跡が、聞いていただいた皆様の参考になったかもしれません。お陰様で、デモ・ポスター賞を受賞しました。今後も、学生諸君が、少しでも英語の学習を好きになってもらうよう、努力を継続していきたいと思っています。
また、教育に興味がある学生諸君も、このような場で積極的に発表を行って欲しいと思っています。今回も参加していた、ある大学の先生に、以前、なぜ、教育に関する研究を始めたのか?と聞いたところ、「大学の授業がひどいので、その怒りから始めた」と話していました。授業に不満を持った学生諸君が、自らそれを改善する活動を行っても良いのではないかと思います。
学長から一言:情報処理学会情報教育シンポジウム SSS2018でのデモ・ポスター賞の受賞、おめでとうございます!今回は歩く電光掲示板ではなく、英語の授業改善の発表だったのですねッ!全学に広げられるものになるように、がんばって!!!