【生命栄養科学科】生命栄養科学科の4年生が表彰されました!
全国栄養士養成施設協会の会長賞が生命栄養科学科の4年生に授与されました。この賞は全国の管理栄養士・栄養士の養成施設における各校の成績優秀者1名に対して与えられるものです。全国栄養士養成施設協会に加盟する養成校が令和3年度には268校あり、本学も名を連ねています。
この度、大塚学長へ受賞の報告に伺いました。受賞学生の安永結衣さん、卒業研究指導教員の山本英二教授、石井(私)の3名で嬉しい報告ができました。管理栄養士国家試験勉強の忙しい中、卒業研究にも打ち込んで「50%トリラウリン10%トリパルミチン混合油脂の多形結晶の析出」というテーマで、油脂の結晶の生成について1年間実験に取り組みました。
この研究テーマは食品工業界において食品製造や品質管理、新規食品企画などの基本的な部分を担う研究です。また、管理栄養士として働く際には、機能性食品の栄養成分について、元となる栄養・健康情報、食品の専門知識を用いて、分かりやすく消費者にアプローチしていくことが必要です。
丁度、安永さんは食品会社に就職の内定をいただき、4月からはその会社で力を発揮する予定です。春は別れの季節でもあり、卒業は教員にとって少し寂しさもあります。しかしながら、前途輝く本学科卒業生には、社会で必要とされる人に、そして持てる力を十分に生かして活躍して下さることを心より祈りながら送り出す喜びを同時に感じています。
(報告I.K)
学長から一言:全国に286校もあるという栄養士や管理栄養士の養成施設ですが、同施設協会の会長賞はそれぞれの施設で最優秀の学生に贈られる栄えある賞です。それを受賞した安永結衣さん、おめでとう! 頑張った甲斐がありましたね。また、単に管理栄養士の資格取得に特化した受験教育でなく、栄養学に関する幅広い基礎的な学修とともに、関連の研究手法をしっかりと学ぶのが本学の生命栄養科学科の特色です。この伝統を守って、生命栄養科学科から今後も多くの優れた人材が生まれることを願っています。