【情報工学科×建築学科×海洋生物科学科】国際会議ICIPRob2022にてAI給餌システムの開発について発表!

【情報工学科×建築学科×海洋生物科学科】国際会議ICIPRob2022にてAI給餌システムの開発について発表!

国際会議ICIPRob 2022にて、情報工学科4年生の皿海さん及び佐藤さんが研究成果を発表しましたので、情報工学科の池岡准教授建築学科伊澤准教授がその内容を紹介します(投稿は学長室ブログメンバーの中道)。

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今回、発表した研究内容は、海洋生物科学科、建築学科の両学科の協力のもとに行っているAIを活用した自発給餌システムの開発に関するものです。参加したICIPRob2022 (International Conference on Image Processing and Robotics)は、画像処理とロボティクスを研究分野とした学会で、今回はリモートによる参加となりました。

本システムの開発には、画像認識やAIといったソフトウェアのみならず、マイコンや無線通信といったハードウェアの実装も必要になります。皿海さん及び佐藤さんの二人はシステムの中核となる給餌器の遠隔制御や水槽内の魚分布認識といった重要なモジュールの開発に従事し、コロナ禍でキャンパス内に入れる期間が限られたにもかかわらず、その成果を12月までにまとめ上げました。

加えて、学会での発表練習等の準備はすべてリモートで実施するという厳しい状況下でしたが、無事3月には次の内容の発表をすることができました。

Yutaka Saragai, Takuya Sato, Haruki Kuroki, Hiroshi Ikeoka, Koichi Isawa “Study on Adaptation of Auto Feeding System for Sillago Japonica to Actual Aquacluture Environment”, Proc. ICIPRob2022 (International Conference on Image Processing and Robotics), 6 pages, Mar. 2022.

プレゼンテーションの内容

プレゼンテーションの内容

ハードウェアの設計

ハードウェアの設計

皿海さんの感想
「初めての国際学会発表でわからないことだらけでしたが、様々な助言をいただき何とか発表することが出来ました。」

佐藤さんの感想
「AIの開発に必要な学習データの準備に非常に苦労しましたが、最終的には期待したような結果が得られたことで、達成感を得ることができました。」

 

 

学長から一言:多くの手間暇がかかる養殖魚の餌やりをAIを駆使し、独自開発の機器を使って行おうという斬新かつ実用的な研究を完成させることができて、皿海さん、佐藤さん、さぞかし嬉しいことでしょう。しかも、学部4年生にして、その成果を国際学会で、当然ながら英語で発表してしまうとは。その大胆さ、羨ましいばかりです。達成感、そしておそらく感じたであろう緊張感は、きっとクセになって又やりたくなりますよ。

 

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