【情報工学科・工学研究科】国内最大規模の情報処理学会シンポジウムでデモ発表!
国内最大規模の情報処理学会インタラクション2022にて、情報工学科4年生の山上さん、工学研究科1年生の正畑さんがデモ発表を行いました。このことについて、学長室ブログメンバーの中道から紹介します。
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「インタラクション」とは、人と人工物が、やりとりをすることで相互に作用することです。ゲームやバーチャルリアリティ(VR)で、人が何かをしたときにシステムが反応してくれることも、インタラクションの技術です。インタラクション技術を研究している人は、日本にたくさんいます。そして、日本中の大学や企業からインタラクション研究者が集まって、最新のインタラクション技術やコンテンツを発表するオンラインイベント(学会)が「情報処理学会 インタラクション2022」です。
https://www.interaction-ipsj.org/2022/
2月28日(月)~3月2日(水)にかけて完全オンラインにて開催されたインタラクション2022において、情報工学科4年生の山上さん、工学研究科1年生の正畑さんがデモ発表を行いました。発表の様子はYoutubeにも中継、また録画配信されています。コロナ禍を避け、自宅から頑張って発表してくれました。
- (2D-20) オーダー業務支援のためのポインティングショーケース
- 正畑 智徳,中川 桜,吉原 和明(福山大),中道 上(福山大/アンカーデザイン),渡辺 恵太(エムスリー),山田 俊哉(NTTテクノクロス)
- ケーキ屋さんで注文するときにショーケースに触ってほしくない。そんな要望に応える形で指差した先にスポットライトが照射されたかのようにプロジェクションマッピングをするショーケースを作りました。
- (5D-16) サイバー空間における避難誘導アプリによる避難時間短縮の分析
- 山上 誠人(福山大),黒木 春樹(北陸先端大),池岡 宏(福山大),中道 上(福山大/アンカーデザイン)
- 開発した避難誘導アプリ、実際には通信の影響もあるのでサイバー空間上で通信の問題を排除して避難誘導の実験してみました。
また、このシンポジウムでは、本学の山之上教授もデモ発表しました。
- (3D-20) Real から Virtual への移動システムの実現の試み
- 山之上 卓(福山大),筒井 保博(福岡産業保健総合支援センター),筒井 隆夫(産業医科大)
- 一言でいうとテレポーテーションシステムです。
コロナ禍の中、サポート体制も発展してきていますので、参考までにそちらも紹介したいと思います。
発表・聴講、および交流イベントはすべてZoomを使用し、ブレイクアウトルームによる発表者ブースの提供は今ではすっかり普通になりました。また、リアルタイムでの連絡や情報交換にはSlackを利用、資料閲覧やコメント書き込み等にはScrapboxを使用します。
山上さん、正畑さんは、さらにオンラインホワイトボードツールMiroも活用して、質疑応答をポストイットでポスターに張り付けて発表しました。おかげで研究へのコメントも数多くいただけましたので、今後の研究に生かしていきましょう。
学長から一言:情報処理学会主催の全国規模のシンポジウムで、教員はもちろんのこと、院生、学部生が自ら開発した新たな技術や研究成果を積極的に発表。素晴らしいし、実に頼もしい! 情報工学科・工学研究科の勢いを感じます。難しい専門用語は解りませんが、さすがは情報関係の専門学会、ポストコロナの時代にも役立つオンラインでの発表技術が日に日に進歩しているのでしょうね。