【社会連携センター】研究シーズをビジネス交流フェアで紹介!
2月22日(火)に、新型コロナウイルス感染症防止対策を充分に行ったうえで、第12回ビジネス交流フェアが福山ニューキャッスルホテル3階「光耀」で開催されました。そのビジネス交流フェアへ福山大学から7名の教員(仲嶋一教授、香川直己教授、沖 俊任准教授、都祭弘幸教授、山口泰典教授、津田将行講師、中村雅樹助教)が参加しましたので、学長室ブログメンバーで社会連携センターの中村が活動報告します。
ビジネス交流フェアは、ビジネスを拡大していくためには、新しい人脈、新しいネットワークの構築(異業種交流)が極めて重要と捉えて、企業間の人材・情報交流をはじめ、新しいビジネスチャンスを発掘する場として、福山商工会議所が主催し、福山市が共催して開催されるものです。
参加事業所数は113事業所で、福山大学は大学・支援機関の業種にグループ分けされています。大学・支援機関は、福山大学や姉妹校の福山平成大学など4校と1機関でした。
今回は新型コロナウイルス感染症の流行に配慮し、予定されていた参加者交流会は中止となりましたが、個別商談会(希望者のみ)、交流フェア、新事業アワード2021表彰式、基調講演、名刺交換会は予定通り行われました。
備後地域の8つの商工会議所で実施されている新しい事業に取り組んでいる事業所を表彰する「新事業アワード2021」の表彰式では、製造業部門と商業・サービス業部門の2部門に分けて、それぞれ大賞と優秀賞があり、大賞は表彰盾と賞金30万円が、優秀賞は表彰盾が下記の各社に授与されました。おめでとうございます。
<製造業部門>
大 賞:(株)キャステム
優秀賞:(有)広島金具製作所、真辺工業(株)
<商業・サービス業部門>
大 賞:山陽染工株式会社
優秀賞:(株)正文社印刷所、(株)太陽都市クリーナー、瀬戸内ゴルフリゾート(株)
基調講演の講師は、「銀座のママが教える“経営力と人間力”」と題して、「銀座のママ(株)白坂企画」の代表である白坂亜紀氏でした。
白坂亜紀氏は、早稲田大学在学中、日本橋の老舗クラブに勤務して女子大生ママになり、20代で銀座にクラブを2店開店された「経営力」と、ビジネスマンも必見の客の心をつかんで離さぬプロのもてなしの技となる「人間力」のある話し方について講演されました。「銀座の文化を守る」という志を抱き、自らの店を繁盛させるだけでなく、銀座という街全体を活性化するための「銀座ミツバチプロジェクト」にも理事長として積極的に参加され、さらに、そこから広がった緑化活動や里山計画にも積極的に取組んでいると言う話でした。白坂氏は、NHKのTV番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」(銀座、夜の女たちスペシャル) へ出演され、著書も多数出版されています。秘密の世界に魅了される思いで拝聴した講演でした。
講演が終わると、会場を変えて名刺交換会です。名刺交換会は15テーブルに出席者をランダムに配置して始まりました。まずテーブル内の出席者同士で名刺交換を行い、テーブル内での交換が終えると、会場全体での交換に移りました。名刺交換を行うときには、社会連携センターが作成した研究者情報一覧や研究成果発表集を手渡しながら各学科の教員の研究シーズの紹介を行うとともに、受託研究や共同研究などの実績と契約方法などを説明しました。
今後とも、このようなビジネス交流フェアへ積極的に参加して、地元企業との共同研究や受託研究に繋げて、地域貢献できればと思っています。これからも、福山大学社会連携センターへのご支援をよろしくお願いいたします。
学長から一言:新型コロナウイルスの感染防止に留意しながら開催されたビジネス交流フェアには、本学を含む113もの事業所が参加し、本学からだけでも7名の教員が出席するなど、盛会だったようです。普段はなかなか聴けない内容の講演を聴くことができたのは羨ましい限り。こういう機会に地元企業とのパイプをつなぎ、本学の日頃の研究活動や成果を広く紹介して、新たな産学共同研究や受託研究の芽が出ると良いですね。