【生物工学科】福山大学ラオス醸造研修所のあるLAODI社の無農薬クラフトラム酒がソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)を受賞!
福山大学ラオス醸造研修所が設置されているLAODI社のラム酒が、今度は「ソーシャルプロダクツ・アワード2022」を受賞しました!生物工学科の秦野琢之教授より報告いただいたので、学長室ブログメンバーの吉崎が投稿します。
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ソーシャルプロダクツ・アワード受賞
本学非常勤講師の井上育三氏が醸造責任者を務めるラオスのアグリコールラム製造会社LAODIの商品が、「ソーシャルプロダクツ・アワード2022」でソーシャルプロダクツ賞を受賞しました。冒頭のアイキャッチ画像がその商品群です。ラム酒を通じたラオスの雇用創出への貢献や、環境に配慮した製造スタイルやパッケージデザインである点が、高く評価されました。
ソーシャルプロダクツ・アワードは、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催し、ソーシャルプロダクツ[エコ(環境配慮)やオーガニック、フェアトレード、寄付付き、地域や伝統に根ざしたものなど、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者がより良い社会づくりに関する行動や団体とつながることができるもの]の普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的とした、日本で初めてのそして唯一の表彰制度です。2012年に始まり、今回のSPA2022で9回目を迎えました。
今回はラオディ/輸入販売元:㈱シィクリエイティブインターナショナルより、「ラオスの女性が中心でつくる世界に向けたクラフトラム酒づくり」というタイトルで応募しました。
その結果、以下の審査員のコメント付きで、賞に輝いたわけです。
「ラム酒を通じてラオスの女性の雇用創出や産業振興、地域活性化に貢献。長年の積み重ねにより、こだわった原料と日本の技術を現地でも活かして作り上げたストーリーに惹きつけられる。世界のラムの中でもわずか3%のアグリコール製法で手間を惜しまず作ったラム酒。完全無農薬での生産、バガスのエネルギー活用、パッケージ素材の環境配慮など様々な点において、社会へ寄与したいという熱意が感じられる。無農薬・無添加のラム酒を使ったレシピや、ラオスの情報など、引き続き積極的な発信を応援したい。」
「女性だけでも経営できるラム酒製造会社を、ラオスに残してあげたい」・・井上氏のポリシーが少しずつ実を結びはじめました。
LAODIについては、以下の学長室ブログも参照ください。
【生物工学科】福山大学ラオス醸造研修所のあるLAODI社のラム酒がIWSC金賞を受賞! | 福山大学 (fukuyama-u.ac.jp)
【生物工学科】ラオスの空高く
学長から一言:本学が海外拠点としてラオス醸造研修所を置き、教職員引率の下、生物工学科の学生による現地での実地研修を行ってきたLAODI社のラム酒が新たな賞を受賞したという誇らしいニュースに、思わず祝杯を挙げたい気分になりました。単に「美味しい」からだけではなく、環境に配慮した製法や現地での雇用創出への貢献などSDGsの精神に合致した面までも評価されたのがなお素晴らしい! コロナ禍が過ぎ去れば、また海外実地研修に参加する学生で溢れることでしょう。