【ワークライフ支援室】男女共同参画SD研修「性暴力・配偶者暴力等被害者支援のためのオンライン研修・若年層予防啓発研修」を開催!
男女共同参画SD研修「性暴力・配偶者暴力等被害者支援のためのオンライン研修・若年層予防啓発研修」がオンラインで開催されました。このことについて、ワークライフ支援室室長の佐々木准教授(工学部建築学科)から下記のような報告が届きましたので、学長室ブログメンバーの庶務課の佐久間がお伝えします。
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福山大学ワークライフ支援室(男女共同参画推進室)では、コロナ禍の下での取り組みとして男女共同参画SD研修「性暴力・配偶者暴力等被害者支援のためのオンライン研修・若年層予防啓発研修」を、11月12日(金)~25日(木)の「女性に対する暴力をなくす運動」期間にオンラインで実施しました。
研修内容は、若年層に対して教育・啓発の機会を持つ立場にある人を対象とした内閣府主催の令和3年度性暴力、配偶者暴力等被害者支援のためのオンライン研修(若年層予防啓発研修)を教職員全員で受講するというものです。
現在、性暴力等の被害は性別に関係なく起こり得ることです。全ての人の人権尊重のための意識啓発や教育の充実を図るためにSD研修として実施しました。若者に日々接する大学教職員が、現代の若者を取り巻く社会状況や被害者支援に必要な知識を得ることで必要な時に適切な支援ができるものと考えます。
受講率は常勤教職員100%でした。また、受講後のアンケートには、半数以上から自由意見欄にコメントが寄せられていました。内容の多くは「情報を得て参考になった」、「現在の課題に気づいた」、「研修を継続して欲しい」など、職務に活用したいというものでした。他にも学生向けの情報発信や相談窓口の周知など、現状改善への提案もありました。今後は寄せられた意見を整理し、対応を検討していく予定です。
今回は、日頃学生の皆さんが受けている遠隔授業のように教職員もパソコンに向かって研修を受けました。このことにより、オンライン授業を受ける学生の気持ちを理解する機会にもなったことでしょう。大学教職員も日々変わる社会情勢に適応すべく研修を積んでいます。こういった研修を重ね、改善をしていくことによって、さらに充実した教育環境ができ上がると思います。
学長から一言:内閣府主催のオンライン研修用に予め準備され、今回視聴した少なからぬ教材の中には、一部に重複した内容も見られました。しかし、日頃は他人事のように思っていて、あまり真正面から考えたことのなかった性暴力・配偶者暴力等に関する情報を改めてかなり広範に学ぶ機会になりました。物理的暴力は思い当たることがないにしても、家庭内で、つい安易に発した言葉が配偶者を心理的に傷つけることにつながったことはなかったかと、暫し我が身を振り返ることになりました。