【心理学科】学生と団体が青少年健全育成功労者等県知事賞を受賞!
ボランティア活動が盛んな心理学科。少年サポートルームふくやまで活動している学生2名と福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(さいぱっとえふゆー)が、この度、青少年健全育成功労者等県知事賞をいただきました。10月30日(土)に開催された授賞式の様子と11月25日(木)に実現した学長室訪問の様子を、学長室ブログメンバーの大杉が報告します。
青少年健全育成功労者等県知事賞は、毎年社会貢献活動を行った青少年や団体及び青少年健全育成に貢献し、顕著な功績のあった者に贈られる賞です。その表彰式が、広島県民文化センターにて10月30日(土)に開催された令和3年度青少年育成県民運動推進大会(公益社団法人青少年育成広島県民会議主催)に合わせて執り行われました。
福山大学心理学科では、今年度の少年サポートルームふくやまでの活動が認められ、道法政瑛さん(捜査心理学研究室4年生・呉市立呉高等学校出身)と田中葵さん(犯罪心理学研究室3年生・愛媛県立弓削高等学校出身)が模範青少年として個人で受賞しました。
<表彰状を受け取る田中さん(道法さんは残念ながら授賞式には参加できませんでした)>
また、福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(さいぱっとえふゆー)が模範活動団体として団体で受賞しました。代表の岡田諒子さん(犯罪心理学研究室4年生・広島県立福山葦陽高等学校出身)が表彰状を受け取りました。この様子は、広島県警察のホームページでも紹介していただいています(記事はこちらです)。
<表彰状を受け取る岡田さん>
日頃のボランティア活動をこのような形で評価していただき、受賞者一同、そして教員ともども、嬉しさでいっぱいです。受賞後の写真は、皆満面の笑みです(撮影の時だけマスクを外しています)。
<CyPat副代表の加賀山海咲さん(犯罪心理学研究室4年生・九州学院高等学校(熊本県)出身)も授賞式に参加しました。>
そして、受賞と日頃の活動の報告のため、11月25日(木)には学長室訪問も行いました。受賞した道法政瑛さん、田中葵さんとCyPat FUの代表の岡田諒子さん、副代表の加賀山海咲さんに加え、メンバーの橋本龍一さん(犯罪心理学研究室3年生・山口県鴻城高等学校(山口県)出身)と遠原恵さん(2年生・広島県立安古市高等学校出身)、迫里奈さん(2年生・広島県立上下高等学校出身)が同行しました。
はじめに、道法さんが少年サポートルームふくやまでの活動について、大塚学長に報告しました。田中さんからは、「大変なこともあるけれど、立ち直りのサポートを必要とする少年たちといかに心を通わせるかに尽力している」旨の報告がありました。
<模範青少年として表彰を受けた道法さん(中央)と田中さん(右)>
続いて、福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUの活動について、代表の岡田さんと副代表の加賀山さんが報告しました。3年生の橋本さんや2年生から活動に参加している遠原さんと迫さんも、サイバーパトロールの重要性や小学生に対するサイバー犯罪防止教室の意義について、学長に伝えました。
<右から、CyPat FUの岡田さん、加賀山さん、迫さん、遠原さん、橋本さん>
最後に集合写真を撮影しました(撮影の時だけマスクを外しています)。
<学長室にて集合写真>
ボランティア活動を通じて、学生みんなが様々な経験を積み、社会貢献をしながら成長していく姿を見て、とても頼もしく感慨深く思っています。最後に、個人で受賞した道法さん、田中さんと団体受賞したCyPatの代表岡田さん、副代表加賀山さんの受賞の感想を紹介します。
- 模範青少年:道法政瑛さん(捜査心理学研究室4年生・呉市立呉高等学校出身)
日々の活動を評価していただいたこと大変嬉しく思います。サポートルームでは、非行少年の「居場所づくり」を目的とし体験学習やSST(ソーシャルスキル・トレーニング)を通じて少年たちと交流をしております。この活動での経験を社会に出ても活かしていきたいと思います。
- 模範青少年:田中葵さん(犯罪心理学研究室3年生・愛媛県立弓削高等学校出身)
私は1年生の頃から少年サポートルームふくやまでボランティアとして少年たちの学習支援を行ったり、一緒に課題活動を行ったりしてきました。賞をいただくという形でこれまで行ってきた活動が評価されたことを大変嬉しく思いますし、感謝しています。来年もボランティアを続け、少しでも少年たちの支えになればと思います。
- 模範活動団体:福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU 代表 岡田諒子さん(犯罪心理学研究室4年生・広島県立福山葦陽高等学校出身)
今回、模範活動団体賞をいただき大変嬉しく思います。サイパットの活動では、主にサイバーパトロール、教育活動や広報啓発活動に力を入れ、サイバー攻撃から身を守るための方法を学び発信しています。今はインターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使用することは避けられません。使用する際に気をつけることや被害に遭うリスクについて正しく伝え、サイバー犯罪を防止できるよう、これからも活動を頑張っていきます。
- 模範活動団体:福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU 副代表 加賀山海咲さん(犯罪心理学研究室4年生・九州学院高等学校(熊本県)出身)
これまでの活動が認められ、賞をいただけたことは私たちの自信につながりました。サイパットは、サイバー犯罪を防止するために活動を行っています。今後も犯罪防止に貢献できるよう精一杯活動を頑張りたいと思います。
福山大学心理学科では、引き続き様々なボランティア活動を通じた社会貢献に努めていきたいと思っています。そろそろ世代交代の引継ぎが行われる予定ですが、来年度の活動も是非ご期待ください!
学長から一言:先日は素晴らしい受賞の報告と日頃の活動についての説明を直接に聞かせてもらう機会が持てて、こちらまで誇らしく、嬉しく感じました。改めて、「おめでとう!」「よく頑張りましたね」と言いたいと思います。心理学の専門性も活かした日頃の地道な活動が評価され、今回の受賞につながりました。「情けは人の為ならず」。問題を抱え悩んでいる子どもたちを助けたり、サイバー犯罪から子どもたちを守ったりしていることが、実は学生の皆さん自身の成長につながっているのを垣間見たように思いました。これからも息の長い活躍を願っています。