【プロジェクトM】因島キャンパス見学バスツアー第2弾を実施!
松永駅北口の活性化を目的に様々なイベントを行っているプロジェクトMより、因島キャンパスのバスツアー報告が届きました!隊長の秦野琢之教授(生物工学科)より原稿をいただきましたので、学長室ブログメンバーで生物工学科・ワイン醸造所長の吉﨑が投稿します。
プロジェクトMが、地域の方々と一緒になって昨年から始めた「因島キャンパス見学&実習船乗船体験バスツアー」の第2弾を実施しました。自称「おっさん(隊長)」から「じいじ」になった隊長の秦野が報告します。この企画は学生たちの発案で、因島キャンパスに地域の親子連れを招待して水族館やテッポウギスの養殖の様子を見学してもらい、瀬戸内海の海の生き物と触れ合うとともに、実習船の第二爽風丸でのクルージング体験を提供することで、因島キャンパスを広く知ってもらうことを目的としています(言うまでもなく、大学と法人の理解と援助があってのことです)。今年もコロナが下火になるのを待って今津地区の遺芳丘小学校の全児童に案内したところ、2日間で親子15組の定員に達しました。
因島キャンパス見学
当日の11月20日(土)は穏やかな晴天に恵まれました(晴れ男、晴れ女に感謝!)。受付からバスの移動を含めてコロナ感染対策をしっかりと行い、いよいよスタートです。案内するプロジェクトMのメンバーの自己紹介、ついでにじいじ隊長もひと言挨拶して、バスに乗り込みました。バスの中ではS君がプロジェクトMの活動や福山大学及び因島キャンパスの説明を行いました。
因島キャンパスでは、有瀧教授、真田講師、水上講師の3名に加えて、水族館実習の学生17名の出迎えを受けました。ここからは学生たちに進行を任せました。参加者は、2つのグループに分かれて、第一グループはキスの養魚場と水族館、その後、爽風丸の乗船体験、第二グループはその逆という流れで見学です。
第一グループはまずテッポウギスの養殖施設見学です。稚魚を育てるエサの説明を受けた後、中型水層を同じ方向に泳いでいる1年目から3年目までのキスを見学しました。さすがに3年目ともなると、体も大きくしっかり太って「旨そう!」・・参加者のお父さんの一人は「毎年テッポウギスを釣るのが夢なんですよ!」とポツリ。隣には、なぜか淡水魚のナマズとニシキゴイが。「触ってもいいよ!」の声に子どもたちは少し身構えながらナマズに触って「すべすべしている!」と驚いていました。
続いて、水族館では水族館実習の学生たちが待っていてくれて、ゴンズイやタッチングプールの前で手書きのスケッチブックを使って生き物の魅力を紹介してくれました。それぞれよく調べられており、しかもわかりやすく話してくれたので、子どもも大人もしっかり説明を聞いていました。実習生4名(2つのグループで計8名)の説明後は自由に見学したのですが、その時も学生たちが個別に説明してくれたり、質問に答えてくれたり・・・・。実習生の皆さん、ありがとうございました。さらに、第一グループは爽風丸の乗船体験を楽しみました。
一方の第二グループはこうした第一グループとは逆の流れで見学がどんどん進みました。
水族館のバックヤードも見学させてもらいました。ここでも学生が「バックヤードって何のためにあるのか」という説明をしてくれ、見学者一同「なるほど!」と納得。特に、「3じ(そうじ:掃除、きゅうじ:給餌、ちょうじ:調餌)」が重要と聞いて、大きく頷いていました。
実習船乗船体験
爽風丸は近くの桟橋に横付けされていました。ライフジャケットを身につけ、安全のための注意を聞いてから乗り込みました。因島キャンパスの沖を通って因島大橋を下から眺め、そこからUターンして戻ってくるコースです。前半のグループはすんなりいったのですが、後半はちょっとしたトラブルでプチ漂流体験が・・・・。でも、船長の冷静な判断で、無事桟橋へと戻ってきました。めでたし、めでたし。
今回の参加者は、親子連れ15組38名、地域のスタッフ6名、そしてプロジェクトMの学生5名とじいじ隊長の計50名、さらに因島キャンパスのスタッフや学生たちを加えると総勢70数名でした。招待者にとっては、楽しく学べる因島キャンパスの丸ごと体験、そして実習学生にとってはコロナ禍でできなかった見学者を前にしての説明体験として、それぞれに実りあるイベントとなったと確信しています。因島キャンパスのスタッフの皆さん、学生さん、ありがとうございました。そして、プロジェクトMの学生の皆さん、大変お疲れさまでした!!
参加者の声のほんの一部を紹介します。
子どもの感想
・楽しかった、面白かった(複数)。
・バックヤードを知れたのがよかった。
・魚のことが知れて良かった。
・お兄さんお姉さんがいろいろ教えてくれたのでよくわかった。
・スケッチブックでの説明やクイズを出してくれて楽しかった。
・魚がいっぱいいて勉強になった。
・船に乗れて楽しかった(複数)。
・また来たい(複数)。
・キスを食べてみたいな。
保護者の感想
・子供がいきいきしていた。
・学生さんがわかりやすく説明してくれ子どもも興味津々だった。
・いろいろ見学できて勉強になりました。
・学生さんが親切に質問に答えていただき良かったです。
・学生さんが大変よくしてくれてありがとうございます(複数)。
・学生さんがしっかりされていて身近な福大に興味を持ちました。
保護者の方々から学生に対する感謝とエールがとても多く聞かれました。また、アンケートには、今後も親子で参加できる「あんな企画」や「こんなイベント」をお願いします、といった声も多く寄せられていました。プロジェクトMとして、いろいろな企画を考えていきたいと思っています。
以上、じいじ隊長からの報告でした。
学長から一言:因島キャンパスでの楽しい一日だったようですね。コロナ禍のために外で活動したり遊んだりすることが制限されたり、ひょっとすると日頃からゲームに夢中で屋外での遊びは不得手の子ども達もいたかもしれません。実際の魚を触ったり、実習船での瀬戸内海クルージングをしたり、親御さんも含めて皆さんにとって貴重な経験になったことでしょう。地域へのサービスのために頑張って下さったプロジェクトMの皆さん、因島の内海生物資源研究所の皆さん、お疲れ様でした。