【情報工学科】セキュリティ・キャンプ全国大会2021を修了
情報工学科3年生の新田耕大さん(広島県立尾道商業高等学校出身)が、情報セキュリティに関する2021年度セキュリティ・キャンプ全国大会のプログラムに参加し、修了証書をいただきました。このことについて、情報工学科の山之上教授が紹介します(投稿は学長室ブログメンバーの中道)。
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6月16日(水)の学長室ブログでは、新田さんがセキュリティ・キャンプ全国大会2021の参加選考を通過したことをお伝えしましたが、その後、新田さんは最後までセキュリティ・キャンプのプログラムに参加し、先日修了証書が届きました。
今年のセキュリティ・キャンプ全国大会は、複数の「トラック」と名付けられた教育内容のうちの一つを参加希望者が自ら選択して応募し、参加するようになっていました。新田さんは、様々な課題解決を行う「セキュリティシュートトラック」を選択しました。このトラックは、機械学習や深層学習などのAI技術とセキュリティのコラボレーション、法律や倫理とセキュリティ、自動運転技術の進化がめざましいクルマとセキュリティ、マルウェアの注目すべき一系統とセキュリティ、そしてマンガを使ったセキュリティの啓発と脆弱性などの機微情報を含むテクニカルライティングなどが含まれており、新田さんは広範な内容を学んだようです。横から見ていてもかなり難しい課題が沢山出されていたようで、苦労しながら学習していました。
以下、本人の感想です。
「セキュリティキャンプで受講したほとんどの講義は、Google Colaboratoryを使ったハンズオン学習をするものが多かったので、実際に実行して結果を確認しながら楽しく理解を深めていくことができました。また、他の受講者とはOviceやSlackでコミュニケーションを取り、開発経験や学習内容など色々な話を聞くことができたので楽しかったです。」
今回の内容を、本人の今後の学習に生かしてもらいたいと思います。現在、情報工学科の演習授業で人工知能を使った課題に取り組んでいます。また、新田さんの経験を我々教員も学び取り、情報工学科の教育内容にも反映させてもらいたいと思っています。
学長から一言:情報セキュリティの広範囲な課題に関して、当然のことのように、オンラインで実施の全国規模のキャンプで学んだ新田さん、お疲れ様。よく頑張りましたね。ユーザーのデバイスに不利益をもたらす悪意のあるプログラムやソフトウェアを意味するという「マルウェア」や、Ovice、Slackなど、私にとってはその理解のために辞書を引かないといけない単語の並んだ報告でした。しかし、とても価値あること、すごいことをやってくれたということだけは確かに分かります。素晴らしい! どうかこの経験を情報工学科のクラスのみんなにも伝えたり、拡げて行ってくれるよう期待しています。