女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を松田学長が受賞!

女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を松田学長が受賞!

広島大学女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を本学の松田学長が受賞しました。同賞は「女性自ら先導し、あるいは女性の活躍の場を広げることによって、社会全体の活力向上に貢献した個人・団体を顕彰する」ためのもので、今回の受賞は松田学長の女性心理学者としてのこれまでの研究業績をはじめ、学長としての活動が認められたことによるものです。

7月30日に広島大学で授賞式及び記念講演が行われましたので、その様子を学長室ブログメンバーのT-boneがお伝えします。

========================

7月30日(月)に広島大学東千田キャンパス未来創生センターで開催された「第1回ダイバーシティ環境推進シンポジウム」において、松田学長がメタセコイア賞を受賞しました。

越智光夫 広島大学長による開会のご挨拶並びに山口一男 シカゴ大学教授による基調講演の後、メタセコイア賞授賞式および松田学長による受賞講演が行われました。

松田学長は、1971年に広島大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程後期を修了後(文学博士)、広島女子大学児童学科助教授(1978-1984年)、鳴門教育大学学校教育学部助教授(1984-1987年)、同教授(1987-1993年)、広島大学教育学部教授(1993-2001年)、同大学大学院教育学研究科教授(2001-2004年)を経て、2004年4月から福山大学人間文化学部心理学科教授となり、2010年6月からは福山大学長、2016年6月から学校法人福山大学副理事長に就任し、現在に至ります。

専門分野は、時間の心理学、教育心理学、発達心理学で、主な著書は『関係概念の発達:時間,距離,速さ概念の獲得過程と算数「速さ」の授業改善』(北大路書房2002)、“Comparison of developmemt between temporal and spatial concepts”(KAZAMA SHOBO 2008)などです。

広島大学は、女性研究者の研究活動の支援を図るとともに、他機関等との連携による新たな取り組みを通して、より独創的・学際的な活動をサポートすることを目的として、女性研究活動委員会を設置しています。平成25 年、本委員会の支援の一環として、女性自ら先導し、あるいは女性の活躍の場を広げることによって、社会全体の活力向上に貢献した個人・団体を顕彰するため、広島大学女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を創設しました(広島大学ホームページより)。

また、授与の基準として、(1)男女共同参画の推進及び女性の活躍促進において先進的な取組を行っていると認められる中国四国地域の個人又は団体、(2)男女共同参画社会の構築において顕著な研究業績を挙げた、又は指導的働きをしたと認められる中国四国地域の研究者、(3)女性の活躍を支援したと認められる個人又は団体、(4)自ら活力向上を先導した女性、が挙げられています。

今回の受賞は、松田学長のこれまでの研究業績をはじめ、女性研究者の研究活動への支援、女性学長としての活動などが認められたものであり、記念講演ではこれらを踏まえ、敗戦後の女性の意識や行動等の変化とライフサイクルの変化、これからの社会において求められる女性の生き方などが問題提起されました。

また、第二部のパネルディスカッションでは、松田学長はコメンテーターとして山口教授とともに参加し、企業や研究所からの事例紹介を題材に、フロアを交えた活発な議論が行われました。

広島大学ホームページによると、「(メタセコイアの)あらゆるところから芽吹く旺盛な生命力と、まっすぐに育つ若木の成長の早さが特徴で、広島大学旧東千田キャンパスには、この苗木が美しい並木として四季に彩りを添えていました。このような歴史と特徴から、国際的な印象を与える樹木であり、新しい発見を世界に広げていくイメージがあります。フェニックスと並んで広島大学のシンボル的な存在であるメタセコイアの樹木のように、女性が個性と能力を存分に発揮し、世界中で力強く活躍することを願い、本賞を設立しました」とあります。附属小学校から大学・大学院までを広島大学で過ごした松田学長には、メタセコイアはとても馴染みのある木でしょう。今回のメタセコイア賞受賞には不思議な繋がりを感じました。

最後にご紹介したいのは、広島大学時代の指導学生とのワンシーンです。

松田学長、おめでとうございました!

===============

以上が当日のレポートです。ところで、福山大学のシンボルはゼルコバ(けやき)の木です。開学44年目を迎える本学からの卒業生も、ゼルコバのように堅く・強く社会で活躍しています。今回の授賞式を通じて、教育を通じてローカルにもグローバルにも活躍できる人材を育成する高等教育機関の役割の重要性について、再認識させられました。

最後になりましたが、越智学長をはじめ広島大学の皆さまにおかれましては、大変お世話になりました。ありがとうございました。(写真のご提供にも感謝申し上げます)

 

学長から一言:ということで、母校から賞をいただきました。ありがとうございました。

この記事をシェアする