【生命栄養科学科】「第2回健康料理教室」を開催!
三原、尾道、福山市の地域の方を対象とした生命栄養科学科の『健康料理教室』を10月23日(土)に開催しました。その様子について、学生スタッフとして参加した2・3年生のDさんとYさんのコメントと共に報告します(記事作成:助手S)。
健康料理教室は、「食」を通じて、地域の皆様の健康増進に貢献することを目標に開催している「食と健康のひろば ローズスクェア」の一環で令和元年度から実施しています。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により残念ながら開催を見送りましたが、今年度は感染症予防対策をしっかりと行った上で、無事に第2回を開催することができました!
今回のテーマは、「お手軽!食後の血糖値を上げにくい献立」です。5名の地域の方が参加してくださいました。
最初に、石井教授から血糖値が変動するメカニズムや血糖値を上げにくい食品、調理の際の工夫などについて、講話がありました。参加者は、スライドの内容にいちいち頷いたりメモを取ったりしながら、熱心に聞いていらっしゃいました。
作り方の説明が終わり、いよいよ調理開始です。スタッフの学生4名は、参加者の手際の良さに圧倒されながらも、協力して調理している姿が見られました。
完成した料理が上の写真です!とても彩りが良いですね!
【今回のメニュー】
*こんにゃく粒入りご飯
*チキンのハーブ仕立て ~チーズを添えて~
*かみかみサラダ(しょう油マヨネーズソース)
*きのこの味噌汁
*りんごゼリー
チキンのバジルが効いていて、食欲の秋🍁にご飯が進みます。こんにゃく米を混ぜて炊いたご飯は、少しつるっとした食感があり、新しい感覚でした。野菜たっぷり栄養満点で、季節の食材も味わえる、盛りだくさんな食事になりました。
健康料理教室に参加しての感想
学生スタッフとして参加した2・3年生4名のうち、2名に感想を聞いてみました。
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私は、今回健康料理教室に学生スタッフとして参加し、普段料理をされている方から、ご家庭で料理をしている時の様子や料理の工夫などのお話を聞くことができ、とても興味深かったです。私自身も、食後の血糖値を上げにくい献立について勉強になり、大学での調理実習や自宅で料理をする時に手際の良さにも意識を向けて取り組んでいこうと感じました。このような経験ができて良かったです(Dさん)。
健康料理教室を通して、食事はただ食べるだけではなく、食べ合わせや食品の組み合わせ方の工夫を行うことで、健康に繋がるということを改めて学びました。また、将来は管理栄養士として指導していく上で、情報を伝えて終わりではなく、料理の作りやすさなど、実践に繋げるための工夫を行うことが大切だと分かりました。効率良く、衛生的に作業を行うためにどうすれば良いかなど、いろいろと考える機会となり、とても良い経験ができました(Yさん)。
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地域の方と一緒に調理したり会話をしながら交流が持てたことは、学生にとって良い経験になり、人に教える・人からお聞きするなどコミュニケーション力が磨けた気がします。最後には、参加者と学生が記念撮影をしている場面もあり、和気あいあいと楽しい会になりました。
コロナ禍の中、ご参加いただいた皆さん、お手伝いをしてくれた4名の学生の皆さん、ありがとうございました。来年度の参加もお待ちしております!
生命栄養科学科の「食と健康のひろば ローズスクェア」は、健康料理教室の他にも多くの活動を行っています。
詳しい活動内容はこちら
また、11月6日(土)には食と健康のライフサイエンス 市民フォーラムを開催します。
今年のテーマは「災害時の食事と栄養」です。是非、足を運んでみてください!
学長から一言:以前のブログで開催予告を読んだ「健康料理教室」がいよいよ実際に開かれました。この催しは地域の方々へのサービス活動であると同時に、参加し協力した学生の皆さんにとっては、身体のために良い食事についての指導を行う教員の手伝いをする中で、将来の管理栄養士となるための恰好の訓練の場となっていることが良く分かります。できあがった料理も実に美味しそう。「黙食」だったのかも知れませんが、地域からの参加者の皆さんと指導する側とが一緒に試食する風景もいいですねえ。