【経済学部✕工学部】みらい工学プロジェクトで地元バスケチームのファンサービスをデザイン!
工学部みらい工学プロジェクト「UXデザインに基づくサービスデザインプロジェクト」では、地元福山市のJFEスチールバスケットボールチームからのご依頼のもと、地域とともに発展するチーム作りを推進するためのファンサービスをデザインしました。
このことについて、経済学部の中村、工学部の中道が紹介します。
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工学部のみらい工学プロジェクトは、工学部の各学科が協調して取り組む学科横断型の教育プロジェクトです。様々なテーマのプロジェクト授業が実施されていますが、その中の「UXデザインに基づくサービスデザインプロジェクト」では、実際のユーザーを具体的にイメージしたうえでHappyなストーリーを提供するサービスをデザインします。
今年度は、JFEスチールバスケットボール部の50年構想にもとづいて「地域と共に発展するチームづくりを推進」されている福山のバスケットボールチームRed Hawks監督の三牧様からご依頼をいただきました。そこで、経済学部経済学科スポーツマネジメントコースの中村和裕講師と協働で「スポーツ✕IT」をプロジェクトテーマとして、スマートフォンを入り口とするファンサービスをデザインすることになりました。
初回には、三牧監督から「地域と共に発展するチームづくり」について説明をいただくとともに、そのためのファンサービスについての要望をいただきました。
新型コロナウイルスの影響もあり、多くの時間は遠隔での実施となり、ZoomミーティングやMiroオンラインホワイトボードツールを駆使して、UXデザインの手順にしたがってスマートフォン上で提供するサービスのデザインを進めていきました。また、SA(スチューデントアシスタント)がZoomの各グループのルームをこまめに見まわりながら、アドバイスをすることでスケジュール通りに進めることができました。
最後の発表会では、グループごとに作成したプロトタイプをもとに、スマートフォン上での提供サービスについてプレゼンテーションを行いました。発表会に参加いただいた三牧様からも「若い方々が、Webサイトを通してどのような情報を求めているのかを再確認できたとともに、今後の情報発信環境の整備を知ることができました。」とのコメントをいただきました。
今年度のプロジェクトを通して作成されたファンサービス案は、実際に今後の情報発信に向けて生かされる予定です。授業時間外まで検討した学生の皆さん、それをサポートしてくれたSA、本当にお疲れさまでした。
学長から一言:工学部の学科横断型の教育プロジェクト関係のブログでは、自動車関連が常連の感がありましたが、今回は情報分野。しかも学部の枠を飛び越えて、経済学部スポーツマネジメントコースとのコラボ。まさしく福山大学が総合大学であることの強みを遺憾なく発揮して、それぞれの専門性を活かし、それらを組み合わせることで幅広い知識や経験が得られる貴重な機会。しかも、地元バスケットボールチームへの協力という地域貢献も含めて、一石二鳥、三鳥の斬新な試みは素晴らしい!