【経済学科】サンフレッチェ広島のユースコーチ(卒業生)が講義!
サンフレッチェ広島の全面協力を得て行われている教育提携講座「スポーツマネジメント論」。この講義では、スポーツの現場で実際に活躍している人を講師に招き、オムニバス形式でスポーツマネジメントの全体像を学ぶことができます。
7月3日に行われた第12回目の講師は、現在はサンフレッチェ広島のユースチームのコーチであり、なんと本学の卒業生でもある岩成智和氏です。
講義をする岩成氏
その岩成氏が「監督・コーチ業におけるマネジメント/チームマネジメント」というテーマで講義をされましたので、その様子を学長室ブログメンバーの三浦が報告します。
岩成氏について
岩成氏は、本学の1999年の卒業生で、2001年にサンフレッチェ広島でジュニアコーチに就任。現在はサンフレッチェ広島のユースコーチを勤めており、過去にはチームを幾度も国体出場まで導き、国体優勝を果たしたこともあります。
また指導者としての素晴らしい実績と実力から、サッカー指導者に対する指導を行う立場にもあるそうです。
この授業の担当教員である経済学科スポーツマネジメントコースの吉田准教授とは非常に縁深く、吉田准教授が本学に赴任して一年目の年に入学したのが岩成氏だったそうです。
授業の最初に、吉田准教授が当時を振り返って話されました。
写真と共に当時を振り返る吉田准教授
ちなみに先日S級ライセンス取得で話題となった本学サッカー部の的場コーチは、岩成氏が4年生の時の1年生だったそうです。(参照:「サッカー部の的場コーチがS級コーチライセンスを取得!」)
当時同じチームで指導したメンバー達が、現在は指導者として活躍しているというのはとても感慨深いだろうなと思いました。
講義の様子
今回の講義のテーマは「監督・コーチ業におけるマネジメント/チームマネジメント」。
「良いチーム(組織)にするためには」という課題に、自身の経験や他分野から学んだことを交えながらどのように取り組むかということを、下記の二つの観点に絞って講義されました。
- 高い個人能力
- チームマネジメント
主にサッカーのチーム作りの観点からお話されていましたが、一般的なチームワーク、組織づくりにも必要な要素であるとも説明されました。
「自分がもし監督なら、良いチームを作る為に何をする?」という問いに答える学生
学生の意見に気さくな態度で耳を傾けておられました
特に印象的だったのは、将棋の羽生善治氏などサッカー以外の他分野・他業種のエピソードを引き合いに出してお話されていたことです。
「色々な人の話を聞いたり、様々な本を読んだりし、それらを変換して自分の糧にすることが大切」と語っておられました。
また映像の見せ方、言葉やSNSの使い方の重要性についてもお話され、チームのパフォーマンスを最大限に高めるためには、指導者として様々な角度から考え、工夫することが必要なのだな、と感じました。
部活動などで日々チーム作りに取り組む学生達。真剣な眼差しです。
学生達も卒業後は教員や指導者になったり、企業でリーダーの役割を任されることがあると思います。その時は、今回の講義で学んだ内容がとても役立つのではないでしょうか。
学長から一言:本学で学び、サッカーに打ち込んだ先輩のスポーツマネジメントの講義の味は、また格別に味わい深かったのではないでしょうか。。。たくさん学んで、後に続こう!